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フランスニュースダイジェスト
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lun 21 mai 2012

マルセイユようこそ我が町へ

プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏ブーシュ=デュ=ローヌ県マルセイユから

SUGOI-マルセイユ

「レイコさーん、なんかすっげーマルセイユて感じの所ないっすかねぇ~?」

と旅の途中でマルセイユに寄ってくれた青年の一言で、行ってみる事にしましたStade Vélodrome(スタッド・ヴェロドローム)。

マルセイユと言えば……ここだよねぇ、やっぱり。ここでサッカーを一度は見ないと「マルセイユ」を体験した事にはなりませんよ?

さらに今回はただの「マルセイユ」ではなく、「すっげ~マルセイユ」ということで、より一層マルセイエとなじんで頂こうと、 L'OMチームサポーター"Yankees Nord"(ヤンキースノード)のメンバーであるクリストフさんに頼んでサポーター席を取ってもらいました。

場所はなんとゴール裏すぐ。私も試合自体は何回か見に行った事があるのですが、一般席やスポンサー席だったのでこんな真後ろははじめて!ちょっとドキドキです。

子供たち
子供達もL'OMのグッズを身につけて、
早く試合が始まらないかな~と待っています。

スタジアム
開始30分以上も前だというのに、既にほぼ満員状態、
この日は寒かったのですが、何のその!

さぁ、いよいよ選手入場!

そんなとき、突然前からかぶさるように布がやって来ました。

「送り込め~!」と後ろでクリストフさんが叫ぶので、何もかもが分からずに、ただただ前から来る白い布を後ろに送り込む私達…

テントの中?
なんだかテントの中に居るみたい!

後日見て見ると、相手側からはこんな風に見えていたのだとか…

横断幕
凄い!!私達はおそらく「M」の真ん中くらいかなー(笑)

ホイッスル前から盛り上がるサポーター達。
ゴール真後ろには「お立ち台」があり、そこにヤンキースノードのリーダー格の男2人がマイクを持ってカラオケ並みに応援歌を歌いまくる! (その姿は「チャゲ&飛鳥」のよう……笑)

そのすぐ横では太鼓隊も混じって大盛り上がりを見せています。 基本的に、彼らの言った事を観客がリピートしないとならないので、聞き流しではなく、歌わないとなりません。

私達も肩を組み、座席の上で(!)飛び跳ねながら「Allez L'OM(アレーロエーム!)」とその歌に参加。なんだか凄く楽しくなって来た!

横断幕
もう貫禄十分なリーダー格のおじちゃん。
「まさにマルセイエ」の代表格?!

試合が始まっても、その盛り上がりはなくなる事なく、それまで以上に歌い、そして飛び跳ね、踊る。

ただ、カラオケの台ばかり集中してしまうので、試合をついつい逃してしまう… 運動不足の私が、飛び跳ね踊れば、これはもう立派なスポーツ?

「アハハ、結構運動になるかもなぁ~」なんてのんびり思っていた…

その瞬間!

雪山をくりぬいて・・

「あ、ゴールだ…」

BUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUUT!!!!!!!!!!!!!!!!!

あ、1点入っ…

 

 

え?

 

 

気が付いた時には既に遅し。 なんと私の後ろで見ていたサポーターたちが100人単位で前に走り込んで来た!!!

 

ひぃ~~~~~~えぇ~~~~~~~!!!!!!!!!!

訳も分からないまま、あまりの恐怖で私もゴールめがけて走り下る!

今考えると凄く怖いのですが、座席を飛び石のようにして下っていくので一歩踏み外せば、溝に落ちてしまうわけです。あまりの勢いだったので、本能の運動神経が働いたのかもしれません(笑)

巨大ドミノの上を走ってゴールに向かうようなそんなポーズでそれはもう、我を忘れて走っていました

そして、ちょっと正気に返って速度を緩めた瞬間に座席に転がり込んだ私。(やっぱり怖かったー!)

隣で見ていた友達はやはり後ろから来た勢いで直ぐに倒れ、前後の座席の間に挟まってしまったものの、後ろのサポーターのお友達に起こしてもらい、その位置で何とか切り抜けたとの事。
私達は、それぞれが何とか命からがらでゴールを祝う。

よく「ゴール裏で見るのは怖い」と言っていて今まで意味が分からなかったのですが、今回よく分かりました。 ゴールした瞬間は怖いです。
……が、歌って、踊って、ジャンプはしていても視線はつねにゴールを見ていないとならない
……なんだろうある意味違う「ドキドキスリル体験」並のサッカー観戦。

でも知っていれば楽しめる…はず。
2度目のゴールは私達はすぐさま座席に座り、避難訓練のように身をかがめていたら後ろから走ってくるサポーターが私達をテトラポッドのように避けて走り去り、私達はなんとか無傷でゴールを祝うことが出来ました。

点が入って欲しいような(勝って欲しいから)、欲しくないような(後ろからの突撃の恐怖)、そんな微妙な気持ちで見ていた90分間も終え…

2-0でL'OMの勝利!

L'OMの勝利

思わず発煙筒も上がっちゃいました!

なんだかんだ言っても、やっぱり楽しい!
そしてなんだかこのスリル感がクセになってしまいそう?!

最後に「これ、ニュースダイジェストと言う記事に書いてもいいですか?」と聞いてみると、Yankeesのサポーターが

「え?オレ、日本の記事載っちゃうの?じゃぁいい写真撮らねぇとな、アァ?」

ともの凄いマルセイユ訛で喜んでおり、その場でyankeesお抱えカメラマンを電話で呼びだして来ての撮影会。

アジア人(おそらく見分けがつかないはず…)が4人もサポーター席に居たというのも珍しかったのか、地元の新聞記者も便乗して撮影。どっちが取材なのかが分からなくなってしまいました。

日本人+地元のサッカーッ子+新聞記者もう、なんでもありの1枚
日本人+地元のサッカーッ子+新聞記者もう、なんでもありの1枚

試合終了後、ダラダラと駅まで向かう道のりも、勝利したと思うと嬉しくて思わずスキップしてしまいそう。
「面白かったろ?アァ?」 とやはり、嬉しさのあまりに顔が終始ニコニコ顔のクリストフさん。

来週は娘と一緒に「NEMO」(注:ディズニーの熱帯魚)の子供劇を見に行くそうです。「行きたくねぇなぁ~でも、娘が行きたいって言ってるから仕方ねぇよなぁ~アァ?」 まぁ、ディズニーの劇はL'OMのマッチよりも興奮度が少ないですからね(笑)

ということで、今回は「すっげ~マルセイユ」ってどんなの?という事で身体を張った取材でした。

「実は私、反射神経がいいのよねぇ~」なんて思っていて、普段あまり体験出来ない「興奮」をお望みの方は是非ゴール裏で「すっげ~マルセイユ」を体験してみて下さい。 その他の方は「一般席」でも十分に楽しめますよ。

ちなみにマルセイユは「マッチを家族で楽しむ」感じがあるので、勝っても負けても暴動等はまず起きず、普通に女の子1人でも行けるような雰囲気ですので、怖がらず、是非一度は足を運んでみて下さい!

 
● Stade Vélodrome
3, Boulevard Michelet 13008 Marseille
メトロ2番線でRond point du Prado下車すぐ
● L'OM公式サイト
http://www.om.net/
● Yankee nord公式サイト
http://www.yankee-nord.com/
 
福井さん福井れいこ
Marseilleに魅せられて早7年。マルセイユを日本に知ってもらうため、すてきなモノを探し歩く日々。好きなものは51(マルセイユのお酒)、好き なサッカーチームはL'OM(マルセイユのチーム)風呂場にはマルセイユ石鹸……、と既に「マルセイユ人」顔負けのマルセイユ人っぷり。ひっそりコラムはじめました。フランス, コンメーム。
http://francequandmeme.wordpress.com/
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