我が家から5軒先の建物で、少し前からいろいろと気になることが起きています……。
やたら自転車のかごに荷物を詰めて一生懸命走る若者。
我が家の建つ通りはいわゆる一般住宅地。裏にロンション宮殿があるものの他には目立つものも何もなく、いわゆる「ニュースダイジェスト的な地区」ではない(お話しすることは特にないという意味)と思っていたのですが……。
気になることがあったら、それを確かめずにはいられないこの私。
カメラとメモ帳を手にその先に向かいました。
あれ? えーと……倉庫?

かわいいイラストがあるから入ってみると……
「あなた、裏口から入ってきたわよ」。背後から女性が登場。
「あ、すみません。実はこの近所に住んでいるのですが、前から気になっていてちょっと見にきたのです。いったい、ここは何なのでしょうか?」
ぶしつけな質問に、後ろで働いていた人が仕事の手を止め笑顔に。

振り向けば、フツーにオフィスでした。
「ここはね、エコ製品ショップの事務所なのよ」
ネットショップ+ローカル配達(自転車)を中心にエコロジー製品を販売している会社だったのです。
単に「地球にやさしいお店?」と侮ることなかれ。
他のお店と違うところは
・取り扱っているのは、マルセイユを中心にプロヴァンス地方で作られている地元の製品
→工場からの送料分を安くして、少しでもみんなにお手頃な価格で「エコライフ」を送ってもらおうというコンセプト
・マルセイユ市内だったら自転車を使うなど、自然に優しいお届け方法にする。
(だから自転車をよく見かけていたのね!)
この2つが他のお店とは大きく違うところですね。
「イチオシは何ですか?」
「家庭用洗剤ね。ご存知の通り、マルセイユ(プロヴァンス)は石けんで有名でしょう? 自然素材を使った肌に優しい、安全な洗剤を作ることにかんしてはプロなのよ」
「そうか! マルセイユ石けんって、四角い石けんだけじゃないですもんね?」

こちらは日本でも有名なマリウス・ファーブル社の「黒い石けん」。
「これは、石けんのベース。だから、すべてこれでOKよ」
「というと?」
「普段の掃除ならキャップ1杯でバケツ1杯分。水で薄めて使うの。床掃除ならこれで十分よね。そのバケツの水を霧吹きに入れれば、お風呂場やキッチンの普段掃除使いにもなるわ。ちろん洗濯にも使えるの。キャップ1杯で1回の洗濯よ」
「すごい!」
「ひどい汚れや染みは、その部分に直接垂らして置いておけば奇麗になるわ」
「そうですよね。ベースって原液だから、汚れ具合によって濃度を変えればいいんですよね」
「そういうこと。場所によって汚れ具合によって、それぞれ洗剤を変えていたらどれだけ場所を作っても足りなくなっちゃうでしょう。しかもケミカルな物が入っていたら体にも良くないし。昔のマルセイユ人は、そのへん要領よく生きていたのよ。あと、エコ商品だから一瞬高いと思われがちだけど、これだけ薄めて使っているから計算すると結局一般洗剤とあまり変わらないのよね」
うーん、すごいです!
今までずっと四角いマルセイユ石けんと共に送ってきたマルセイユライフだけど、また新しい石けんとの生活を過ごせそう。

こちらがおなじみの「マルセイユ石けん」ですね。
ところで……
彼女の説明に感心していると、ある物が目に入ってきました。

「あ、可愛い! 何ですか? これ」
「これはGOBI君。うちのショップのキャラクターよ。可愛いでしょう」
「GOBI君……魚ですか?」

こちらがオリジナルの「GOBI君ゴブレ」。
夏の涼しそうな感じがいかにもマルセイユっぽい?!
「そう。GOBLET(コップ)から取った名前なんだけど、私たちはイベントでもエコ活動を勧めていて、使い捨ての紙コップを使う代わりにこのコップをお勧めしているの。お土産にもなるし、家でも使えるし、ピクニック文化のある私たちにはイベント後も使える用途がたくさんあるでしょう? 私たちのオリジナルはこのGOBI君なんだけど、イベントのロゴマークを入れて作ることもできるのよ」
「なんだか、イベントも楽しくなりますね!」
「この夏のイベントでもきっといろいろ見つけられると思うわよ。楽しみにしていてね!」
マルセイユ石けん、こんなにもいろいろな用途があったなんて驚きです。
このお店はマルセイユ以外の場所にもも通信販売を行っています。
(さすがにマルセイユ以外では自転車ではお届けできませんが……)
楽しく地球にやさしいエコライフ、まずは部屋がすっきりできそうな「マルセイユ石けん」から始めてみませんか?
La Boutique Ecologique
18, rue du Transvaal 13004 Marseille(事務所兼ショールーム)
TEL : 04 86 11 04 59
www.boutique-ecologique.fr





福井れいこ





