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mer 19 juin 2013

62. アベノミクス効果

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フランスのメディアでもよく聞くようになった「アベノミクス」。第2次安倍内閣の経済政策のことで、簡単に言えば「デフレを脱却し、日本経済を成長させよう」という政策である。フランスに住むからといって、この政策に無関心ではいられない。13年第1四半期の実質国内総生産(GDP)は前年比3.5%アップ、為替と株価の上げ下げはあるものの、政権発足当時は1万円台だった日経平均株価は上がり、為替も円安方向に進んでいる様子だ。

アベノミクスにはいくつかの個別政策があるが、個人マネーへの影響は、インフレ、円高是正、運用環境、そして税制などだろう。中でも大きなカギはデフレからの脱却。つまり、経済をインフレ方向に動かす=物とサービスの価格を上げる計画だ。アベノミクスでのインフレ目標値は2%であり、フランスに長く住んでいる人なら大したことはないと思うかもしれない(※)。しかし、やはり経済がデフレからインフレへ変化することは大きな価格変動を伴う。加えて、日本政府は14年4月に現在の5%から8%へ、15年10月には10%へと消費税の引き上げを予定している。為替や運用環境(株価)などの改善を実行したアベノミクスで、予定通り税率アップを実行すれば大きな価格の変化を感じそうだ。

日本ではアベノミクス効果で株式や投資信託など、お金の預け先を変える人が増えているよう。フランスにいてもユーロと日本円の口座を持っているなら、円安時にはユーロから円へ、逆に円高時には円からユーロへとお金の預け先を移すことで、アベノミクス効果を利用できそうだ。シティバンクのマルチマネー口座や新生銀行の外貨預金口座などで通貨を手軽に移動させる方法もある。両者とも手数料が掛かる点には注意しよう。

※当コラムNo 29を参照

 

 
續 恵美子(Tsuzuki Emiko) ファイナンシャルプランナー
海外居住に伴うお金の悩みを解決するための相談役。2005年よりフランス・イエール市在住
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