7月3日号の当コラムで紹介したLivret Aの貯金利率が8月1日から4%に上がった(以前は3.5%)。この朗報を受け、ますますLivret Aに預金者のお金が流れていきそうだ。事実8月以降、最高預入限度額15,300ユーロまで預け入れた貯金者の数が増加中だそうだ。
しかし、Livret Aを取り扱っていない銀行もこの現状をだまって眺めているわけではない。さまざまな戦略・プロモーションでLivret Aに対抗している。特に保険会社系の銀行に多いようだが、プロモーションとして4%よりも高い利率を提供し、預金者を取り込もうとしている様子がうかがえる。例えば「9月末までに新規口座開設すれば金利6%!」などという魅力的な数字を前面に押し出した宣伝を見聞きした人もいるだろう。
しかし、高金利には注意が必要。これらの数字の後には「Taux annuel brut」と書かれており、6%分の利息を全額受取れるわけではない。税金や手数料などを控除され、実際の受取利息分(Taux net)は4%前後となるようだ。更にこのプロモ利率は期間限定である。前記宣伝商品は、9月末までに新規口座開設し入金すれば、2008年度末までの期間は6%(Brut)を保障し、2009年1月からは通常の利率(2008年8月現在3%程度)で計算される。
各銀行それぞれに戦略が異なり、手数料の有無、プロモーション期間終了後の取り扱い、など条件はさまざまだが、中には2009年1月以降のLivret A取り扱い正式解禁後、自分の銀行でLivret A口座を開設するのを条件に期間限定の高利率を提供するという商品もある。
ただ、Livret Aは1人1口座という制約があり、新たに別銀行でLivret A口座を開く場合は、それまでのLivret Aの口座を解約しなくてはならないので、各行の条件を踏まえて検討して欲しい。











