「フランスの銀行の手数料って結構高い」と最近改めて感じた人は多いのではなかろうか?
というのも2009年1月からフランスの銀行は、顧客に年間の手数料明細を発行することが義務付けられた。すでに昨年1年間に徴収された手数料明細が銀行から口座保有者へ送られているので、確認した人も多いだろう。
銀行はこれまでもきちんと手数料体系を店頭、契約書、ネット上などで顧客に公開しているが、すべてを把握するのは難しい。おまけに、銀行によって手数料体系はまちまちなうえ、その都度手数料のことを考える顧客も少ないのではないだろうか。
例えば残高不足による手数料。公共料金などの自動引落日までに入金するのを忘れ残高不足のときなど、銀行は引き落とし手配を取るものの引き落とし出来ないので、口座に引き落とし予定金額を戻す。このとき手数料が発生し、銀行はこの手数料を口座残高から自動的に引き落とす。ただしリアルタイムで徴収するのではなく、三半期に一度などというタイミングで徴収するため、手数料を取られていることに気付いていない人もいるかもしれない。
こういった徴収した数々の手数料を顧客にきちんと開示することが、シャテル法(Loi Chatel)の中で制定され、2008年以降に銀行口座から差し引く各手数料の明細を顧客に説明することが必要になったというわけだ。当たり前のようなことだが、フランスでこれはかなりの進歩である。
前もって手数料引き落とし案内を受け取れないのは残念だが、何に対する手数料をいくら徴収されたのかなど確認し、今後支払わなければいけない手数料を小額に抑えられるよう対策を立ててみてはいかがだろう。











