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フランスニュースダイジェスト
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mer 19 juin 2013

かつてヴァルター・ベンヤミンに「願望の形象」といわしめたパサージュ。通りからトンネルのような細い通路に入れば、そこは昨日と今日をつなぐ架け橋。通行人はつかの間の夢を見る。大半が19世紀初頭に造られ、19世紀半ばには160ほどあったパサージュも今は20程に激減した。 歴史的建造物として守られながらも時代と共に生き続け、来たる時代の夢をも見る。パサージュ。さて、現在はどんな白昼夢を見させてくれるのか。

 

11メード・イン・ フランスの夢
Passage du Grand-Cerf

1825年に同名のホテル跡地に建てられたパサージュ・グラン・セール。活動の衰退を繰り返し、1988年に修復され現在の姿に。新生グラン・セールは、古き良きフランスの手仕事を見直そうという若い感性の店がひしめき合う。

マルセイユ出身のクリスティーヌさんの店、「DeMarseille et d'Ailleurs」。2006年に保険会社の社内ソフト開発職から転身し、ビオコスメとマルセイユせっけんの店を開いた。オープン3年目から自家製せっけんを作り始める。彼女のお手製せっけんは今では目玉商品だ。40℃の低温で鹸化(けんか)を行うため、天然成分のビタミンとグリセリンを最後まで逃がさない。更に6カ月前から天然アロマオイルを使ったスウェーデン式マッサージも始めた。せっけん作り、マッサージ、店の経営と多忙を極めるクリスティーヌさんの元気のもとも、この天然アロマオイルだという。

晴雨計
経営者でマルセイユせっけん職人にもなってしまったクリスティーヌさん。

パレストロ通りの入り口
仏版リバティのFrance Duval-Stalla の布地はプリントも小模様で上品。

毛糸やかぎ針、リネンや布地などを扱う「LilWeasel」は2年前にオープン。パリの若い女性や男性の間では、編み物カフェがちょっとしたブームで、編みかけの作品を持ち寄りおしゃべりをしながら楽しむ。店の本棚には仏編み物業界で大人気だという日本の編み物の本がズラリ。そして店の定番人気商品は日本の手芸用品メーカー、クローバー社のかぎ針だとか。店員さんのお薦めはというと仏製の上質の生地、仏版リバティとでもいうべき France Duval-Stalla の星やさくらんぼのプリントされた目の詰まった上質の薄手コットン生地。

毛糸やかぎ針、リネンや布地などを扱う「LilWeasel」は2年前にオープン。パリの若い女性や男性の間では、編み物カフェがちょっとしたブームで、編みかけの作品を持ち寄りおしゃべりをしながら楽しむ。店の本棚には仏編み物業界で大人気だという日本の編み物の本がズラリ。そして店の定番人気商品は日本の手芸用品メーカー、クローバー社のかぎ針だとか。店員さんのお薦めはというと仏製の上質の生地、仏版リバティとでもいうべき France Duval-Stalla の星やさくらんぼのプリントされた目の詰まった上質の薄手コットン生地。

オープンして4カ月の「L'Illustre Boutique」はイラストを売る店。マルグリットさんがフランス人作家のイラストを手頃な値段で買える普通のブ ティックのように入りやすい空間を実現した。低価格にするために、50枚のみのイラストの限定版を作った。無名の若手作家からAnne Lise Boutinなどの有名作家のものまで楽しいイラストが壁に掛かる。マルグリットさんは国立装飾芸術学校などの卒展もチェックし、若き才能も発掘する。

L'Illustre Boutique
家に飾りたくなるイラストの限定版、
すべての版元はマルグリットさん。

Pour vos beaux yeux
ひときわ目立つ眼鏡の看板。目が合ったら中へ入ろう。

Pour vos beaux yeux
シャルルさんと永遠のあこがれ「お偉いさんステータス」のべっこうフレーム。

可愛い看板で一際目立つヴィンテージ眼鏡の専門店、「Pour vos beaux yeux」。オプティシャンとしてこの道30年のシャルルさんがニースに続き開いたパリの店。商品の入れ替わりは早く、すべて一点ものなので即決すべし。ヴィンテージといってもすべて未使用のデットストックで、1900~80年代の眼鏡のフレームやサングラスがそろう。ジュラ山脈の麓で盛んだった眼鏡製造、英米製とは違いデザインもエレガント。メタルのフレーム加工も単純な金メッキではなく、金が圧廷してあり今のものよりも丈夫で高品質だった。一生モノとなる10年代に作られたべっこうフレームも勢ぞろい。店内には、フレームが年代別、素材別に収納され、ここは世界に1つしかない自分の眼鏡を選ぶサロンだ。

メード・イン・フランスの健在ぶりと馬力を感じる束の間の夢。ここはフランスだったのだと実感できる貴重な場所だ。


Passage du Grand-Cerf
145, rue St Denis 75002 Paris
8, rue Dussoubs 75002 Paris
月~土 8:30-20:00
 
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