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英仏バイリンガル幼稚園・小学校
ven 02 décembre 2016

小栗和秀さんフランスの子供にサッカーを教える

小栗和秀さん
Kazuhide Oguri

Entraineur de football

 

生年月日 1976年12月21日
肩書き サッカー指導者
経歴 現役引退後、サッカー指導者の道に進む。日本サッカー協会公認コーチを始め、欧州サッカー連盟公認、フランス、イングランド、スコットランド各国の協会公認ライセンス、インターナショナルコーチング・ライセンスを取得。サッカー選手のエリート教育を現場で学ぶため渡仏。2006年よりパリ・サンジェルマンFCに所属し、現在は12歳以下のチームの1軍コーチとして活躍中。
嗜好 パリの街を歩くのが大好きです。心が和みます。

フランスのサッカー選手英才教育について現場で感じることは?

上達するために一番必要なのは、本人のやる気です。子供はちょっとしたきっかけで飛躍的に伸びることもあれば、落ち込んでサッカーを止めてしまうこともあります。EU諸国にも共通することですが、フランスの育成システムで優れているのは、選手のやる気を維持する仕組みと環境です。例えば、日本ですと1軍の選手しか試合には出られません。けれど、僕が今教えているパリ・サンジェルマンの12歳以下のチームでは、1軍から6軍までの全チームが毎週試合を行います。選手の入れ替えも毎週行われるので、結果を出せばすぐに上のチームにいけることもやる気につながります。そのように選手のモチベーションを維持させながら、常時適切な指導を行うのです。

フランスの子供の特徴的なところは何でしょうか?

自発性が高いですね。例えばコーチの指示に対し、「なんで?」という言葉が返ってきます。コーチと選手、選手同士が常に向き合いコミュニケーションを取るのです。サッ カーは流動的なスポーツです。常に自分で考え、判断し、自発的にプレーをしなくてはなりません。「なぜ?」と疑問を持ち、「どうしたらいいのか」を考え、チームの中でアイディアを出し合うことは、フランスの子供のとても良いところです。日本人はコーチの指示に右倣えな傾向があるので、自発性を持たせる指導法は日本に持ち帰りたいですね。

もうひとつは戦う姿勢です。例えばファウルの笛が鳴っても、動きを止めずに走り続けます。誰かが倒れていても、踏んづけていってプレーを続ける。月に一度、1軍と2軍の試合を行いますが、負けたチームの子供たち、試合後に泣くんですよ。そういった勝負に対する心持ちですね。このクラブには毎年何百人もが受験し、選考を通るのは30名程度。一流のプロ選手を目指す子供たちなのです。親の夢を背負う子、生活がかかっている子供もいます。初めてチームに合流し、子供たちと会話していた時、「どうしてサッカーをしているの?」と聞いたら、その10歳の子は「早く親を楽にさせたいから」と答えたんです。そういう思いを持ってボールを追いかけている子供と、ただ楽しいからやっている子供とでは将来的な強さは全く異なりますし、試合の中にも現れます。精神的な部分で勝敗が決まるといっても過言ではありません。

今後について聞かせてください

ゴールデンエイジとも言われるように、10歳から12歳という年齢は身体系でも神経系でも最も大切な時期です。つまり、12歳までにきちんとした指導を受け、技術や基礎を身に付けなければ、プロになることは非常に難しいのです。だからこそ、無限の可能性を秘めたこの年齢の指導者として世界でがんばっていきたいと思っています。1人でも多くの子供に出会い、サッカーの楽しさ、夢を与えていきたいです。

Paris Saint-Germain FC

PSGフランスのサッカー1部リーグでおなじみのパリ・サンジェルマンのジュニア部門。5歳から18歳までを対象に育成を行う。フランスのジュニアクラブの中でも名門で、毎年好成績を収めている。所属希望者に対する選考は毎年シーズン終了の5月末に開始。所属選手へはレッスンやユニフォームなどが全て無料で提供される。

7, av du Président Kennedy 78100
Saint-Germain-en-Laye
RER:A線 Saint-Germain-en-Laye
TEL:01 47 43 71 64
www.psg.fr
 

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