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lun 21 mai 2012

オリビエ・カラメルさん 日本の伝統家具を
ヨーロッパに伝える

オリビエ・カラメルさん
Olivier Caramelle

Directeur de Nagomi SARL

生年月日 1972年9月27日
肩書き Nagomi代表
経歴 フランスの自動車関連企業駐在員として日本で8年間暮らす。2009年に同企業を退社し、2010年、日本製の伝統家具をヨーロッパに輸入販売するNagomiを設立。現在はwebサイト「Le vrai meuble japonais(日本家具)」にてオンラインでの紹介、展示販売を行う。
嗜好日曜大工が趣味です。旅行も好きです。日本では特に京都が好きで、何度も訪れました。

なぜ日本の伝統家具を欧州に紹介しようと思ったのですか?

昔から家具が好きでした。20年程前に学生として高松でアルバイトをしていた頃、骨董(こっとう)市に行き日本のアンティーク家具を見て日本の伝統家具の魅力を発見しました。

近年の日本ブームでフランスやヨーロッパにも日本的な家具が売られるようになりましたが、アンティークのものを見付けることはあっても、新品で本物の日本製伝統家具は全くありません。それもそのはず、90年代のバブル崩壊後の日本において、家具に求められたのは実用性と安さ。美しさや手間ひま掛けて作られる家具には価値を見い出されなくなってしまい、中国や東南アジア製の安い家具が日本だけでなく世界中にあふれてしまっているからです。ヨーロッパにある多くの日本料理にしてもしかりですね。

私にとって第二のふるさとでもある日本の、芸術作品のように美しい本物の日本製の伝統家具をヨーロッパに広めたいと思いました。

日本の家具の魅力は?

例えば、階段だんすは狭い日本の住宅事情から生まれた、階段と収納という2つの機能を兼ね備えています。伝統家具の美しさはもとより、人々の日常生活と密接にかかわっている家具を通して日本の社会や文化、歴史を知ることができるのはとても面白いことですし、家具が複数の機能を備えていることも日本ならではだと思います。

日本の自動車製造と家具作り。類似点はありますか?

機械化された工場で大量に生産される自動車と、日本の職人さんが一つ一つ手作りする家具は対極にあると言えます。ただ、仕事をお金を稼ぐ手段としてしかとらえていないフランス人が圧倒的に多いのに対し、日本人は自分の仕事に誇りを持って働いている人が多いと思います。家具職人もサラリーマンも、日本人の仕事に対するこだわりや真剣さは同じだと感じますね。

今後の予定は?

私が一番好きな日本の家具でもあるこたつをヨーロッパで販売したいです。フランスでも日本の漫画ファンや、日本に住んでいたことのある人を中心に、自宅にこたつを置きたい! と思っている人がたくさんいると思います。

こたつのヒーター部分は電気を使用するため、今のところ電圧の問題で販売できません。現在ヨーロッパの電圧に合わせたヒーターの開発と販売許可の申請をしており、2011年冬に販売を開始できる予定です。

Le vrai meuble japonais


ヨーロッパ在住者向けに、日本の職人による日本製の上質な伝統家具を輸入販売している。たんすを中心にアンティークや新品を取り扱う。

TEL: 01 83 62 25 47
levraimeublejaponais.com

 

*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

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