音楽を通じて
和と洋の融合を追及
福本しのぶさん
Shinobu Fukumoto
Harpiste
| 生年月日 | ご想像にお任せします。 |
| 肩書き | ハープ奏者 |
| 経歴 | ニース生まれ、パリ育ち。9歳で若手音楽家の登竜門UFAM国際コンクール・ジュニア部門1位受賞。1993年、パリ・ラフマニノフ音楽院卒業後、日本へ。一時音楽と離れ社会人経験を経て音楽活動を再開。2003年パリ・エコールノルマル音楽院卒業。現在は東京・パリを拠点に演奏活動を行う。 |
| 嗜好 | 料理が好きです。ストレス解消にもなりますね。自分好みの内装にしたパリにある自宅の台所は、一番の天国です。 |
ハープとの出会いを教えてください。
ハープという楽器が現在の形となったのは1930年代、つい最近のことなのです。つまり、楽器としてはまだ発展途上にあると思っています。演奏家もいろいろな可能性を探ったり、作曲家もハープを使いたがる方が多く、たくさんの可能性を秘めた楽器でしょう。私がハープを始めたのは6歳の時です。3歳で始めたピアノは多くの方がやっていらっしゃいますし、何か他の楽器をと思い自分の意思で始めました。父親が画家ですので、絵のモチーフとなるような楽器が良いと思ったのと、私がまだ母のお腹の中にいる時にニースの有名な易者さんから「丸い楽器が見える」と言われたそうです。そんないくつもの偶然が重なり始めたハープは、いつでも自分の傍らに自然とある存在です。
西洋の楽器ハープと日本の古典楽器、尺八とデュオで和洋の音楽の演奏活動をされています。
通常ハープはフルートと一緒に演奏することが多いのですが、フルートの代わりに尺八とやってみるのもいいのではないかと思い、2007年に尺八奏者の安島瑶山(あじまようざん)さんと始めました。一番最初に合わせたのは日本の楽曲「春の海」です。やはりテイストは異なるのですが、その違いがいいなと感じましたし、「これはいける!」とも思いました。和と洋の音楽では、まず譜面の理解から異なります。ですから、「お互いの歩み寄りですね」と、2人で時間を見つけては演奏し、どこまで歩み寄れるか、追及できるかということを続けました。西洋の音楽と先に出会っていた私にとっては、これによって、ハープの可能性により広がりを感じるようになりました。とても時間のかかる作業ですけれど、いろいろと自分自身で発見、追及する面白さを味わっています。
コンサート「和と洋の融合」がパリで行われます。
私自身はフランスで生まれ育ち、音楽もフランスの教育を受けているので自然とフランス寄りになっているのかなと思っています。けれども、東洋人が和洋の楽器で和洋の音楽を奏でるのをフランスの方々がどのように見るのか、楽しみですね。また今回は、私の先生でもあるハープ奏者の巨匠フランシス・ピエール氏も一緒に演奏します。安島氏は邦楽の解釈で、ピエール氏は日本の音楽に対しフランス的な解釈で迫ります。まさに純日本と純フランスとの融合なのです。さらに、アルゼンチン人の作曲家が新しい曲を書いてくださることに。78歳のフランス人ハーピストと日本人尺八奏者とアルゼンチン人作曲家、そして私。どんなものになるのか、とても楽しみです。
和と洋の融合
ハープ奏者、福本しのぶと尺八奏者、安島瑶山が奏でる和洋のクラシック音楽。ハープ演奏の巨匠フランシス・ピエールがゲスト出演し、初めて日本の古典音楽を演奏する。
www.archiwide.com/harpe
11月3日(水) 18:30
入場料:5€
Maison de la culture du Japon à Paris
101 bis, quai Branly 75015 Paris
M:Bir-Hakeim⑥、RER C線
Champ de Mars - Tour Eiffel
TEL:01 44 37 95 01
www.jpf.go.jp/mcjp
11月10日(水) 20:30
入場料:15€
Salle Cortot
78, rue Cardinet 75017 Paris
M:Malesherbes③、Wagram③
TEL:06 15 91 61 96
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