FacebookツイッターRSS feed
英仏バイリンガル幼稚園・小学校
jeu 30 mars 2017

日仏の文化の懸け橋のプロフェッショナル

カミーユ・ペリエールさん
Camille Perriere
Interprète, consultant Intercultuel, Guide touristique

カミーユ・ペリエールさん
肩書き 日仏通訳、異文化間コンサルタント、旅行ガイド
経歴 南仏のアルプ・マリティーム県、グラース生まれ。9歳から15歳まで東京で過ごす。フランスに帰国後、リセを経てパリ第7大学日本語学科にて更に語学力を磨く。卒業後は日仏通訳として能力を発揮し、その後、旅行ガイドの免許を取得してからは活躍の場を広げ、「日本人の性質・文化を深く理解するフランス人」として評判を上げる。現在は、通訳・ガイド業の他に、日仏のインターカルチャー・コンサルタントとして「3足のわらじ」を履く。
嗜好 カメラで人物撮影すること

日本人の心を理解されているガイドさんとして評判ですね。

意識しているわけではないのですが、フランス語を話すときと日本語を話すときとでは、自然と選ぶ語彙(ごい)、 立ち居振る舞いなどが変わります。フランス語ではこういう表現をするけれど、それを直訳して日本語で言ったらこのお客様は驚いてしまうだろうな、と感じ、無意識に言い方を変えている自分がいるのです。日本では女性であること、年齢的なことなどから期待されている接し方がありますからね。このような日本人の機微は、勉強して学んだというより、日本に住んでいたころに日々の生活の中で習得したのだと思います。少女漫画を立ち読みしたり、ファーストフード店で友だちとおしゃべりしたり、そんな経験から原寸大の日本人を理解するヒントを得ていたのかもしれません。

通訳、ガイド、コンサルタント業の中で、どの「役割」が一番好きですか?

それぞれの良さがあり、甲乙つけ難いですね。ツアーのガイドとしては、ルネサンス文化に深い関わりのあるロワールの古城を案内するときなど、やりがいを感じます。あの時代はフランスの生活様式がどんどん洗練された時代であり、プロによるガイドがあってこそ楽しめるスポットだと思うのです。通訳に関しては、ビジネス通訳が主なので、さまざまな業種の基礎知識が必要となり、事前に勉強をしなくてはならず大変なのですが、その分達成感があります。

異文化コンサルティングとは?

企業の職場、工場などで通訳をしてきて再認識させられたのは、日本とフランスの企業では、文化や慣習が大きく異なるということです。例えば日本のプラントでは、工場長をトップにピラミッドがあり、トップダウン式のコミュニケーションを慣習としているところが多いと思うのですが、フランスでは必ずしもそうではない。それなのに、日本側は「いつものやり方」でフランス人の社員に指示を出すことがあり、そうなると意思疎通がままならないのです。通訳の仕事を通してこういう場面を多々見てきて、できることはしてきましたが、立場上限界があり残念に思っていました。そこで異文化コンサルタントを始めた次第です。ちょっとしたことから信頼を失ったり、ビジネス・チャンスを逃したりということを防ぎ、日本企業がフランスをはじめ海外においてスムーズに事業を営めるよう導く手伝いをしています。具体的には日本、フランスそれぞれの慣習、労働基準、違いなどを説明し指導するのです。

今後の抱負を教えてください

ガイド、通訳をしていて気付くことですが、今の日本人は昔と違い多様化していると思います。サービスに満足して頂くためには、日本的文化背景を理解し、個々人のニーズを察知する能力が不可欠です。一方で、経済はグローバル化が進み、日仏企業が一緒に仕事する機会は増えています。フランス側は、現代の複雑な日本文化・気質を理解しないと一緒に何かを成し遂げるのは難しいでしょうし、日本側も同様に今のフランスの企業文化を理解する必要があるでしょう。このことから、今後ますます異文化コンサルティングの需要が高まると考え、このビジネス・チャンスを発展させることができれば、と思っています。




 

  • Check


*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

バナー
サロン&クリニック・ガイド ヘアサロン・ガイド パリのお弁当やさん バナー バナー おすすめフランス語学校 フランスのラーメン、中華麺、うどん、そば - イギリス・フランス・ベルギー・ドイツの麺もの大特集! バナー