
| サルバドール・ダリ |
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Salvador Dalí (1904-1989) スペイン出身の奇人にして天才。シュルレアリスムを代表する芸術家のダリも、パリを彩った外国人のひとりである。映画監督ブニュエルと共同で制作した映画「アンダルシアの犬」が撮影されたのもパリであったし、モンマルトルにあるエスパス・ダリでは、奇妙な絵画やオブジェ、彫刻をいくつも見ることが出来る。 1979年、フランスの美術アカデミーがダリを外国人準会員として任命していることを付け足しても良いかもしれない。また彼はバゲットを頭に乗せて空港に降り立ったとか、ソルボンヌにカリフラワーを詰めた車でやってきたとか、潜水服で講演をして死にかけたといった奇妙な逸話を多く残している。そんな奇想天外な個性でも彼はパリを賑わしたに違いない。
ダリが始めてパリを旅行で訪れたのは1926年。そして1929年に、彼は再びこの街を訪れ、シュルレアリスム運動に加わっていくことになる。同年にはパリのギャラリーで個展も行われ、その時にカタログの序文を書いたのはアンドレ・ブルトンであり、また後に、ブルトンの「シュルレアリスム第二宣言」の扉はダリが担当したものだという。その後、彼は常にフランスに留まり続けたわけではないが、いくつもの展覧会や出版物、あるいは講演会でシュルレアリスム作家としてパリを賑わせていくことになった。ダリは「ピカソはスペイン人である。私もそうである。ピカソは天才である。私もそうである」とピカソと自分を並べたことがある。この2人の表現方法や質は異なっているが、我々はここにもうひと言付け加えよう。「ピカソはパリを彩った。ダリもそうである」 |

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