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ストラスブール Strasbourg
アルザスの城砦

| アルザスの城砦 |
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復活祭を過ぎてサマータイムになると、陽気に誘われて山頂にあるオー・ケーニヒスブールまで行ってみようという気持ちになってくる。 アルザスにある城はみな中世風の城砦だが、その中でもオー・ケーニヒスブールはみごとに修復されており、当時の生活をしのばせる。 この城は、12世紀にホーエンシュタウフェン家によって建てられた。ところが15世紀にはハプスブルク家に滅ぼされ、30年戦争でスウェーデン人に攻撃されて17世紀に焼失。その後、およそ2世紀ものあいだ放置されていたのだが、19世紀後半に普仏戦争でアルザスがドイツ領となった際に、ドイツ最後の皇帝でありプロイセン王でもあるウイルヘルム2世が修復を命じた。
この事業「ゲルマン帝国の威信を示す」は建築家エプハルトによって科学的な方法で行われ、綿密な再現が心がけられたという。1900年より8年をかけての大規模な修復で、城は当時の姿を取り戻した。 城は、第一次大戦後の1919年にフランスに帰属し、1993年からは歴史的建造物に指定されている。今年は修復100周年にあたるので、いろいろな行事が行われるようです。(詳しくは下記のオー・ケーニヒスブールのサイト参照。) 城門からはアルザス平野が眼下に見渡せ、天気が良いとライン河の向うまで一望の元に見はらせる。城主の気分が味わえる。
城の中に入ると、天井から下がったドラゴンに迎えられる。城主の部屋、婦人たちの部屋、騎士の間など、暖炉や家具も当時のままに再現されており、中世の城での生活が想像できる。この他にも、階上のチャペルを見たり、中庭に出たりもできる。高所恐怖症でなければ、さらに見晴らしの良い塔にも登れる。 個人、グループ、家族連れ、学校、身障者などのための見学コースが、いくつも用意されておりアトリエも企画されている。 開館時間は17時までとなっているが、入場は30分前までなので、中世気分にひたって一人ゆっくり見学していると、閉じ込められてドラゴンと一夜を過すなどということになるかもしれないので、ご注意を。 ちなみに、フランス映画のクラシック『大いなる幻影』のロケはこの城でも行われたそうである。
この近くでは、「キンツハイム(Kintzhein)」(オー・ラン県のキーンツハイムKientzheimと混同のないように)の鷲園、セレスタの人文学図書館、北へ少し足をのばせば7世紀のメロヴィング朝の公爵令嬢オディールの目が見えるようになった奇跡を起源とするモン・サント・オディールの修道院が有名。現世の興亡の跡を見た後で、自然の中を散策し、黙想に入るのもいいかもしれない。モン・サント・オディールは、セミナーのできる宿泊施設も備えている。
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