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Japan Expoってどんな人が参加してるの?
9回目を迎えたフランス最大のマンガとアニメの祭典Japan Expo。主催者の発表によれば、今年は前年度の7万を大きく上回る12万の来場者数を記録した。フランスを始め、近隣国からの来場者も多いこのイベントに多くの日本企業も注目している。Japan Expo 2008の参加企業と来場者を紹介。(Texte et photo : Hajime Yanagisawa) Japan Expo初参加のスクウェア・エニックスは、日本でも人気のファイナルファンタジーのフィギュア等を販売。「商品の販売ももちろんありますが、今回の参加はここ数年出回っている海賊版商品に制限を掛けるためです」とインタビューに応じてくれたライツ・プロパティ管理部ジェネラル・マネージャーの筑紫さん。Japan Expo会期中は、主催者の協力の下にいくつかのブースで販売されていた海賊版商品の取り締まりも行われた。 世界中で圧倒的な人気を誇る任天堂の家庭用ゲーム機Wii(ウィー)。2006年12月の発売以来、全世界販売累計は2000万台を突破している。Japan Expoの特別ブースでは、欧米未発表の日本の最新ゲームソフトを紹介した。「ゲームは全て日本語表記なのですが、ゲーマーにとって障害はないようです。さらに、みんな私よりもゲームに詳しいので、逆に私がゲーマーに教えられています(笑)」とWiiの人気ぶりをスタッフのルーさんが説明してくれた。 「ドラゴンボール」、「NARUTO」、「DEATH NOTE」、「ONE PIECE」を始め、数々の人気漫画を世に送り出した「週刊少年ジャンプ」が今年創刊40周年を迎えた。これを記念してJapan Expoでは同誌に連載されたマンガの原画展や、日本のモバイルサイト「ケータイ少年ジャンプ」の紹介が行われた。日本のマンガはフランスでも絶大な支持を受けており、人気作家の原画や、機能豊富な日本の携帯電話はフランス人来場者の大きな注目を集めていた。 「Nolife」は、2007年にフランスで開局したケーブルテレビ局。J-Popや日本関連のリポートをフランス語で配信し、日本フリークのフランス人から絶大な人気を得ている。「初参加ですが、視聴者と直接触れ合え大きな収穫がありました。しかし、イベント会場のセキュリティーが甘く盗難が多いので、来年はもっとセキュリティを強化して欲しいですね」とNolife代表取締役のセバスチャン・ルシェさん。 「フランス人が日本のマンガやアニメだけではなく、日本の音楽事情にも詳しいということに驚いた」と、今回初参加のテレビ東京ブロードバンドのプロデューサー船津さん。「コスプレに関してはクオリティーを重視する日本とは違い、自分の好きなコスプレを楽しむところがフランスらしい」。日本人の参加者が少ないので、旅行会社などがツアーを企画し、日仏交流活発になれば面白いイベントに発展するのではと、今後に期待を寄せている。 Japan Expoの公式スポンサーで、日本のアニメやJ-Popなどを紹介するフランス語の雑誌「Japan Vibes」。2000年の第1回から9年連続で参加している。営業担当のジョナタン・ルディエさんは「フランス人の若者は、日本のマンガやアニメだけではなく、日本のあらゆるものに興味を示しています。毎年参加することで読者が求めている旬の情報を得られるので、Japan Expoは重要なイベントのひとつです」と語る。 岐阜県高山市からは、飛騨高山の魅力を知ってもらうための観光案内ブースも。日本から出向してきた観光課の和仁(わに)(写真左)さんは「フランス人にはまず、飛騨高山がどんな場所にあるのか地図で説明してから、温泉などのお薦め観光スポットを紹介しました。ブースには連日多くの方が訪れてくれ、フランス人が日本の地方観光に予想以上に興味をしてくれたことに驚きました」と喜びの笑顔を見せてくれた。 静岡県はヤマハ(本社静岡県)との協働参加。主催者によれば、日本の都道府県が出展するのは初めてとのこと。ブースでは、静岡県の魅力を紹介すると共に、特産である緑茶が冷茶で来場者に振る舞われ「緑茶のさっぱりとした味わいが大好き」、「冷たいお茶は夏にもってこい」などと好評だった。また、葛飾北斎の赤富士を背景にしたブースは、コスプレイヤーの撮影場所のひとつとして人気があり、連日大勢の人で賑わった。 2003年から出展している日本航空は、Japan Expoの常連組。会場では「江戸東京博物館の場所を知りたい」、「信濃町ってどこですか」などマニアックな質問攻めに合うこともあるらしい。ここ数年の傾向としては、「日本語の勉強がしたい」、「日本で働きたい」と具体的な目標を持つ学生がブースに訪れるそうだ。Japan Expoの公式スポンサーでもある日本航空は、コスプレ・コンテストの優勝者にパリ東京往復の航空券を提供している。写真は優勝者(右)とJALパリ支店アマルリック氏(左) スタッフの笑顔と青色のハッピでひときわ目立っていた全日空のブースでは、日本のアニメやコスプレで着飾ったフランス人たちに、フランスの子供にも大人気のポケモンやパンダジェットなどのキャラクターとなじみの深い全日空をアピール。7月初頭には、欧エアバス社製(本社フランス)の2階建て大型旅客機「A380」購入検討に入ったと報じられ、フランスと何かと縁が深い。 Maru Marketパリ11区のロケット通りにあるアジア系の食材販売店Kikoumaru (キコウマル)は、Japan ExpoにてMaru Market (マル・マーケット)というブースを展開。日本ではおなじみのポッキーなどのお菓子の販売やおにぎりの販売を行っていた。「初参加のため、最初は来場者におにぎりが本当に売れるかどうか心配でしたが、予想以上に好評で毎日およそ2000個販売しています」とスタッフ一同、大成功の笑み。 フランスで日本のマンガ販売(仏訳の)を行うKonohashopは、今回Japan Expoに4つのブースを展開。日本のマンガは、フランス国内でも大人気。「例年よりも1日多い4日間の開催となった今年は、3日目の土曜日に在庫切れの商品も出ました。特に土曜日は、過去に類を見ない入場者数で、販売数も数千冊と過去最高でした」少しでも早く新作を読みたいと原語版(日本語)の問い合わせもあるそうだが、現時点で販売は行っていない。 元はSF小説専門店だったというImagin'eres。当初は、SF小説とその関連商品のみを扱っていたそうだが、来客者の要望に応えていくうちに自然とマンガやアニメ、フィギュアなどの商品を販売するようになったという。商品は全て日本からの輸入で、アニメキャラクターのフィギュアから、ガチャポンまでと幅広い。Japan Expo参加は今年で4回目。売り上げはコンスタントに伸びているという。 カラオケ大会
Japan Expoでは、マンガやアニメ関連商品の販売だけではなく、コスプレ・ファッション・ショーやコンサートなどのイベントも行われる。その中のひとつ、レクリエーション・ブースで行われたカラオケ大会。フランスのテレビで放映される日本のアニメは、フランス語吹き替え版だが、フランス人アニメ・ファンの多くは主題歌を日本語で覚えているという。そんなことから、カラオケ大会でも日本語の歌詞がローマ字で表示されていた。 日本でロールプレイングゲームといえば、ドラクエ、ファイナル・ファンタジーなどに代表されるTVやパソコン画面で遊ぶ冒険ゲームのこと。しかし、フランスでは実際に人間が冒険の登場人物になりきって行うゲーム。フランス・ロールプレイング協会(Ffjdr)のスタッフによれば、このゲームを楽しむには、役になりきる事が最も重要で、それさえ守れば初心者でも楽しめるゲームとのこと。中世の豪華なドレスに身を包み、お姫様を演じることも可能。 パソコンではおなじみの戦略シミュレーションゲームだが、本家本元の戦略シミュレーションは、大型ジオラマとフィギュアのコマを使ったテーブルゲームだそうだ。各コマは移動半径が限られているため、ルールブックに記載されている規定距離を定規で測りながら移動させる。慣れるまでは戸惑ってしまうかもしれないが、パソコン上では味わえない心理戦が楽しめることから根強いファンがいる。写真はKrakenの最新作「Alkemy(アルケミ)」。 Soundliciousは、J-Popをフランスに紹介する音楽レーベルのひとつ。「多くのアーティストを抱えるのではなく、注目アーティストに的を絞り、徹底的にPRを行うのが私たちのコンセプト」というレーベル代表のシボさん。最近日本でも人気の出てきたビジュアル系バンドLM.Cも、そんな彼女がお薦めするバンドのひとつ。すでにフランスでもLM.Cの認知度が上がっており、来年の1月末にはフランスで初ライブも予定されているという。 マンガ喫茶をフランス風に言えばマンガ・カフェ。どことなく、おフランスなにおいが漂うが、基本サービスはマンガ喫茶と一緒。利用時間分の料金を払うと、マンガが読み放題でドリンクも飲み放題。Japan Expo期間中は、会場内に300㎡の臨時マンガ・カフェが無料オープンされた。日本語のマンガも置いて欲しいという利用者もいるそうだが、現時点では需要に満たないためフランス語翻訳版のマンガのみが閲覧可能だ。 静岡県浜松市に本社を構えるヤマハは、静岡県とのタイアップで Japan Expo初出展。ブースでは、ヤマハならではのサイレント・ドラムや、タッチボードを指でなぞりながら音作りが楽しめるTENORI-ONを紹介していた。サイレント・ドラムは、ヘッドフォンを付けて演奏するため、周囲に遠慮することなく思い切りプレイが出来るので、音楽好きの来場者には人気のブースのひとつだった。 フランス人デザイナー、コリーヌさんによって2003年に誕生したフランス発のゴシック・ロリータ(ゴスロリ)・ブランドKawaiko。基本コンセプトは、「カワイイもの好きの女の子による、女の子のためのブランド」。日本のアニメを連想させる4人のイメージ・キャラクター、ミオ、キマ、リナ、エレアは、モード学校に通う女子生徒という設定らしい。ゴスロリ・ファッション以外にも、この4人のキャラクター商品は多数販売されている。 サイン会Japan Expoというイベント名にもかかわらず、日本とはあまり関連の無いブースもいくつかある。会場で連日行われていたサイン会もそんなブースのひとつ。日本から招待された漫画家も何人か参加したが、基本的にはフランスのBD(バンド・デシネ)の作者によるサイン会。とはいえ、Japan Expoの入場者数は年々増えているというのだから、フランス人にとってJapanという言葉には何か特別な意味が含まれているのだろう。 今回Japan Expoに参加出来なかった読者には朗報。10月31日~11月2日に、パリ近郊のモントルイユにて、Chibi Japan Expo (チビ・ジャパン・エクスポ)が開催される。その名の通りJapan Expoよりも規模は小さいのだが、Japan Expoの主要メンバーはもちろん、フランス未公開のアニメ上映や、コスプレ大会も開催される。入場料は、金:9€、土:12€、日:10€、金と日の2日券は18€、3日通し券は25€となっている。 ![]()
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SQUARE ENIX
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Maru Market
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カラオケ大会
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Kraken Editons
Soundlicious
Manga Café
Yamaha
Kawaiko
サイン会
Chibi Japan Expo
ジェシカさんとエノラさん
ルノアールさん親子
モアッソンさん親子
フラビアさん
ドゥトアジアンさん親子

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