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シャガール

Marc Chagall (1887-1985)

イタリアからやってきたモディリアニや日本からのフジタなどと共にエコール・ド・パリの一員に数えられるシャガール。自由な描写と鮮やかな色彩は見る者を惹(ひ)きつけ、独特かつ幻想的な作品世界は多くの人々を魅了してきた、20世紀を代表する画家のひとりである。

当時ロシア領であったビツェプスクに生まれ、サンクトペテルブルクで美術を学んでいたシャガールが初めてパリに滞在したのは1910年から1914年の間。彼にとってパリは詩人アポリネールや抽象絵画の先駆者である画家ドローネーと知り合った場所であり、またキュビスムの影響を受けた街となった。1915年に帰国し、ロシア革命後は美術アカデミーを指揮したり、ユダヤ国立劇場の美術監督などを務めたが、1923年、再びパリを踏み、翌年にはパリで初の個展も開かれた。その後1941年から1948年までアメリカに亡命していたものの、1985年3月28日、サン・ポール・ド・バンスでその生涯を閉じるまで、彼はフランスで過ごした。

自伝「わが生涯」は彼の妻ベラによるフランス語訳で出版され、パリ・オペラ座のバレエ「ダフニスとクロエ」の舞台装置を担当し、また1973年にはニースにシャガール美術館が開館した。だが彼がフランスに残した最も大きな痕跡は、なんといってもオペラ座を飾る天井画であろう。当時の文化大臣であり、小説家としてその名が知られるアンドレ・マルローの発案で、1963年に着手し翌年1964年に完成した大作である。きらびやかなバレエやオペラ、コンサートが開かれ、各国から観客が訪れるフランス国立劇場の天井は、ロシア出身のユダヤ人画家シャガールによって彩られているのだ。

シャガールが描いたオペラ座の天井
シャガールが描いたオペラ座の天井


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パリを彩った外国人
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