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詩人と湖 ~ドラマルティーヌの足跡を訪ねて~ 前半

| 詩人と湖 ~ドラマルティーヌの足跡を訪ねて~ 前半 |
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アルフォンス・ドラマルティーヌをご存知でしょうか?
サヴォア地方にあるブルージェ湖と彼には深いつながりがあります。 30代の頃、ドラマルティーヌはこの湖で溺れかけていたジュリーという名の婦人を助けます。 彼は彼女の美しさに惹かれるのですが、彼女は結核をわずらっていて余命はあとわずか。 おまけに彼女はすでに結婚をしている身、かなわぬ恋に落ちてしまい悩むドラマルティーヌ。 2人の出会いからまもなくこの世をさってしまったジュリー。彼女を失った悲しみを彼は詩で表現しました。 「瞑想詩集」(Méditations poétique)は、ジュリーの死後1年後に発表され、その中の彼女との恋愛体験を元に書かれたといわれている「Le lac」の詩は、反響を呼びドラマルティーヌは若手ロマン派詩人として一挙に有名になりました。 彼がジュリーと初めて出会った場所、ブルージェ湖のそばにいくつか洞窟があり、そこでドラマルティーヌは詩を書いたといわれています。 私は何度かその洞窟に足を運んでいます。かなりの下り坂を歩いてたどり着くと、そこには一面の湖に白鳥が気持ちよさそうに波に身を任せています。洞窟はそこから少し歩いたところにひっそりとあります。夏のこの時期は、雄大な景色と落ちついた湖を楽しみたい人々の隠れスポットとなっています。(遊泳は禁止されています)
夏のキラキラとした雰囲気も素敵ですが、私のお勧めはこれからの秋から冬にかけて。少し肌寒くなった日曜日の午前中に散歩がてらに訪れる静かな朝の湖。水の揺れる音とカモの気持ちよさそうな鳴き声が心地よく耳に響きます。 ドラマルティーヌが生きていた時代とは少し風景が違うかもしれませんが、同じ静けさと自然の雄大さは感じる事ができます。この様に歴史的人物の足跡を辿り、タイムスリップしてその時代を想像できる事は贅沢だなぁと私は感じます。 次回は、この洞窟周辺の案内をしたいと思います!
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