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園子温監督サン・ドニで愛を語る

編集部:Chako Lundi 08/02/2010

2月9日までサン・ドニ市で開催中の映画祭「Est-ce ainsi que les hommes vivent?」に、日本の園子温監督がゲストとして登場、5日と6日に舞台挨拶&観客とのティーチ・イン付上映がありました。


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上映作品はちょうど一年前に日本で公開された「愛のむきだし」と、2002年日本公開の「自殺サークル」。
日本でも独自の存在感を放つ園映画。上映時間約4時間の「愛のむきだし」では愛と人間関係を、「自殺サークル」では集団自殺をモチーフに現代社会と個としての人間を描きます。
リアル世界とファンタスティック世界が監督の手によって自在に操られ、詩的かつ哲学的な園ワールドに引き込まれたフランス人観客。上映後のティーチ・インでは多くの質問が飛び交いました。


その時代の空気を感じながら映画を作るという園監督。インターネット黎明(れいめい)期に「(この先)こういう事件が起きると思った」という監督は「自殺サークル」を製作した当時の気持ちをこう語ります。「オウム事件など大きな事件がたくさん起きながら、解明されずあやふやなまま終わっていく。アガサ・クリスティーの小説のように『誰』が殺ったというのはこの世界にはなく、世の中の雰囲気、自殺とは無関係に思える全てのものがドミノ倒しのように波を作っているように思ったのです」。そして、「(映画を作ってから)1年後、ネットを経由した集団自殺がブームになりました」と語ると会場は一瞬静まり、また次々と質問の手が上がります。

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「愛のむきだし」

「愛のむきだし」について、「初めて愛について熱く語った映画です」と、アムール国のフランス人観客を熱気付ける園監督。しかしすぐさま、
監督「でももう愛はありません」
観客(悲しみと嘆きの)「お~~」
監督「今あるのは、絶望と暗闇、挫折、暗い宇宙です」
観客(さらに悲嘆の)「お~~~」
監督「(映画製作時の)あの頃は愛に満ちていました」
観客「あ~~~」

そして観客からの最後の質問は「愛とぼっ起について」。
「ぼっ起というのは、なんかおかしな笑える存在でありながら、それがなければ子供も生まれないしセックスもできない。それがおもしろい。『愛ゆえにぼっ起なのか?』というのは人類が誕生して以来のミステリアスなテーマ」と考えを述べる監督は最後に、「自分は、ぼっ起は愛に満ちていると(映画で)言いたかった」と語り場内大拍手。
お後よろしく、さっそうと会場を後にされました。



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昨年取材に伺ったモゼール県開発局よりいただいた、ニュースダイジェストの愛です。


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