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6 mai 2010 No 903

山根 由さん ワインを絵の具に
作品制作

山根 由さん
Yoshi Yamane

Peintre du vin et encre


生年月日 1961年10月24日
肩書き ワイン画家
経歴 パリが好きで1995年に来仏。以来、料理人としてフランスで働く。10年前より独学で絵の勉強を開始、ワインと墨を使い絵を描くワイン画家としての活動を始める。2009年5月には自身初の個展をパリで開催。現在も料理人と画家の活動を両立する。
嗜好ビリヤードとスノーボードが好きです。お酒も好きですね。

ワインで絵を描こうと思ったきっかけは?

10年前に交通事故で友人を亡くしました。亡くなってすぐ、夢に彼が出てきて「ワインを使って絵を書いてみたら?」と語りかけてきたのです。それまで絵など描いたことはありませんでしたが、ワインは2人の共通の趣味だったこともあり、すぐにやってみようという気になりました。翌日からアマチュア向けデッサンの学校に通い、絵を描き始めました。

どのようにワインを使って絵を描くのですか?

最初はワインを飲みながら、筆にワインを付けて描くことを試みましたが、ワインだけだとちゃんと線を描くことはできません。当初はデッサン力もなかったので、これで絵は描けないと、ワインを煮詰めてみることに。そうするとワインに粘り気が出てアクリル絵の具のようになるのです。これに墨をすったものを混ぜて使います。

ワインの種類によって色に違いは生まれるのでしょうか?

ワインの色が違えば、煮詰めたときの色も異なります。年代やワインの作られた地域によっても、もちろん色は違ってきます。古いワインの方が茶色の濃い褐色になり、当然ロゼワインを使えばピンクがかった色になります。

難しいのは、ワイン画は時が経つと色が変化するため、絵が完成した当初はピンクだった絵が数年後には茶色っぽくなることもあります。

白ワインは、煮詰めてもほとんど色は出ません。でも、赤ワインを煮詰めたものに混ぜて色のバリエーションを出すために使います。描き上がった絵をあぶり出し、色に変化をつけることもありますね。ワインだけだと色が単調になりやすいので、いろいろな工夫をしてわずかな色味の違いなどを出すようにしています。

今後挑戦したい画風や題材はありますか?

キャンバスの代わりにいろいろな素材を用いて描いてみたいですね。これまでにも、まな板のような木をキャンバス代わりに使ってみたり、木をハンマーで叩いて凹凸をつけたものの上に絵を描いたりしてきました。今度はガラスに挑戦してみたいです。光の加減や素材感が面白く出るのではないかと思っています。

題材に関しては、今私の作品は自己満足の延長線上にしかないと思っており、いつか人の役に立つような作品を作ることができたらいいな、と思います。例えば、広島や長崎の原爆の悲劇をより多くの人に知ってもらうための絵を描いてみたいですね。


2010年山根由作品展

山根由にとって2回目となる今回の展覧会は、カフェで開催。 お茶やお酒を飲みながらおよそ20作品を楽しむことができる。

5月9日(日)~6月13日(日)
月~金 8:00-25:30
土日 9:30-25:30
入場無料
(飲食代は各自ご負担下さい)

3 Pièces Cuisine
101, rue des Dames
75017 Paris
M:Rome②、Villiers②③
TEL : 01 44 90 85 10

ベルニサージュ
5月9日(日)16:00~
入場無料
*一般の方もご入場いただけます。



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