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マルセイユ Marseille
「スベり」はOK?

| 「スベり」はOK? |
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面白いと思って、友達におもしろおかしく話すとイマイチな反応。 「え?! マルセイエーってそんなに自虐的なの?」 この季節を中心に年中行われてるマルセイユ「スベり」とは、スケートボード、カイトサーフィン、ウィンドサーフィンのことなんです。どれも「横乗りスポーツ」と言われることもありますが、波の穏やかな地中海だとどうしても「横乗りスポーツ」の代表格であるサーフィンは難しいので、私たちはあえて「滑(スベ)りスポーツ」と呼んでいます。(カイト、ウィンドサーフィンは「THE・マルセイユスポーツ」の代表格であり、逆に他の地域ですることは少し難しいのです) 海を眺めていればスキーのごとくにシュプールを勢いよく海に描くウインドサーファーたち、突如視界に入るジャンプシーンを決めたカイトサーファー。空中を回転したり、波しぶきをあげて地中海をすべる姿に思わず目を見張ります。
今回私がこのスポーツを見るきっかけになったのは今年で3回目になる「Freestyle cup」と呼ばれる大会。この3つのスポーツで、それぞれ優勝を競い合います。参加者はもちろんマルセイユの人が多いのですが、「W杯!」と言い張るところからも分かるとおり、ブラジル、カナダ、イギリス、デンマーク、ドイツなどから参加する人もいる大きなイベント。中には「イタリアからスケボー担いでベスパで来ました」なんて言う強者も! イベントの最終日、私たちはスケートボードの「ファイナル」を観戦することに。この3日間で勝ち抜いてきた12人が最後のプレイを繰り広げます。6人ずつ会場に入り、まずソロでプレイし、その後全員でどれだけ素晴らしいテクニックを見せられるかを競います。ラッパーが実況中継をし、BGMはDJがその場でミックスします。実況とDJのライブ感が彼らのプレイをさらに白熱させました。
ちなみに私、全くスケボー(滑りスポーツ)に興味がなく、これまでこの大会があったことすら知りませんでした。今回たまたま聞き「え?すべり? 何だそれ!」と興味津々で参加してみたのですが、これがまた面白いんです。ウインドサーフィンとカイトサーフィンは遠くから見ているだけでも「一度やってみたいなぁ!」と興奮してしまいます。見慣れたスケボーも青い空の下に広がる海を見渡しながらですと、また違ったものに見えます。
ところで、今回スケボー大会で驚いたのが子供率が高いこと! カイトサーフィンとウィンドーサーフィンは「地域スポーツ」だから理解できるとしても、どこでスケボーを覚えるのかしら?マルセイユッ子といえばサッカーじゃないの?街のあちこちでサッカーをやってる姿は見るけれど、スケボーはどこでしてるんだろう?
トーナメント終了後、主催者の人と少し話をしてみました。 「今回のファイナルはさすがに全員大人の人だったのですが、自由時間や練習時間は小さい子供がいると感じました」 ということで、この話は次回へ続きます。 最後は、会場をアペリティフ・バーに替えて、参加者、スタッフ、お客さんとみんな一緒に日の入りを楽しみます。ちなみにこの会場のグラフティー、初日に有志の人たちが集まり、スプレーで書き上げた今大会のための特別デザインなのだそうです。すごく上手!
それにしても、始まったばかりの夏! 試合の結果、優勝は次の3人になりました。
……ところでこの話、スベってないといいのですが(笑)。
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