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パブロ・ピカソ

Pablo Picasso (1881-1973)

聖アレクサンドル・ネフスキー寺院で、ピカソとオルガ・コクロヴァは結婚した。式には詩人ジャン・コクトーやアポリネールらが参列したという。スペインからパリへ移り住み、多くの詩人や芸術家と親交を深め、さまざまな技法で2万点以上もの作品を生み出し、モンマルトル、後にはモンパルナスを中心にパリをその芸術で彩った男がパブロ・ピカソである。

ピカソ美術館
5, rue Thorigny 75003 Paris にあるピカソ美術館。
ピカソ美術館はパリとスペインにある

「洗濯船」と名付けられたモンマルトルの安アパートにピカソが住み始めたのは、1904年のことであった。有名な「アビニョンの娘たち」もここで制作された。この絵は画家仲間にとっても衝撃的だったようで、同じくキュビスムの代表的な画家ブラックは「石油を飲ませたがっているかのようだ」と憤慨したという。

その後、貧困生活から脱し富と名声を得、画家ドラ・マールや美少女マリー・テレーズ・ワルテルといった女性たちと関係を結びながら、彼の存在はパリに欠かせぬものとなる。「私がまだ若く、政治やナショナリスムが問題にならなかった時」と前置きした上で、コクトーはこう書いている。「フランスの偉大な芸術家は誰かと問われたら、彼がスペイン人だということを忘れて、それはピカソだと答えただろう」。

当時、芸術家たちが集まり、そのエネルギーが渦巻いていたカフェ、ラ・ロトンドが建つ場所が、現在パブロ・ピカソ広場となっていることを思い出す。もしかしたら我々も「フランスで好きな画家は」と問われたら、モンパルナス界隈を闊歩(かっぽ)していた彼の姿を思い浮かべながら「それはピカソだ」と、パリに根付いた彼の名を、思わず挙げてしまうかもしれない。


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