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英仏バイリンガル幼稚園・小学校
dim 22 octobre 2017
ニース

南仏のパラダイス 真夏のニースを楽しもう

紺碧の空、青い海。
太陽がさんさんと降り注ぐニースは、
これからが絶好のシーズンだ。
なかなか沈まない太陽と一緒に、
夏の長い1日を南仏の町で思いっ切り楽しもう。
(Texte:Kei Okishima)

まさに南国! ヤシの木に青い海

飛行機の窓から眼下に見えるのは、太陽の強い日差しに照らされて乾いた山肌。土は少し赤みがかり、濃い緑の木々がたくましく伸びる。飛行機でパリからたった1時間で見えてきたこれらの風景は、まさに南国そのもの。更に、目の前を一気に覆うように真っ青な海が姿を見せ、心が躍り出す。

高級リゾート地として世界にその名を知られるニース。海岸に沿って立ち並ぶ高級ホテルやカジノと海に挟まれた遊歩道、プロムナード・デ・ザングレ(イギリス人の遊歩道)は、慌ただしい日常から解放され、自由を満喫する人々でにぎわう。

この遊歩道が作られたのは1820年、イギリス人ルイス・ウェイが私費で現在の遊歩道の元となる2m幅の道を作ったことから始まった。その後、冬期リゾートに訪れたイギリス人たちの散歩道として利用されるようになり、少しずつ整備されていく。大空へ高く伸びたヤシの木が湾と絶妙なハーモニーをなす優雅な遊歩道として、世界中の観光客に愛されている。

黄土色のファサードが美しい旧市街

散歩道から北側に路地を入り、旧市街へ。迷路のように複雑に行き渡る細い路地は、黄土色がかった美しいファサードの建物が立ち並ぶ。オリーブやせっけん、ラベンダーなど特産品を扱う店やレストランが軒を連ね、海岸のセレブな雰囲気とは一転、にぎやかな生活感を携える。

フランスを代表する都市として、近年世界にその名を知られるニースだが、紀元前にギリシャ人により築かれてからこれまで、さまざまな国の支配下に置かれた。1860年のトリノ条約でフランスに割譲されるまで、サルデーニャ王国の町として栄えたため、今も旧市街にはイタリア風の建物が数多く見られる。例えば16世紀後半から17世紀にかけてラスカリス・ヴァンティミリア公爵が所有していたラスカリス宮殿は、バロック様式のイタリア風館で、小規模ながら16世紀イタリア建築の優美さを堪能できる。

旧市街の中心、サレヤ広場に立つミゼリコルド礼拝堂も、豪華な装飾が特徴のバロック様式を代表する建物で、歴史的建造物に指定されている。この広場はさまざまな市が出ることでも有名だ。月曜日は骨董市が、火~日曜日には南仏の太陽をたっぷりと浴びて育った花や野菜が市に並ぶ。

旧市街

城跡公園の高台から見下ろす絶景

いったん海岸に戻り、東側にある小高い丘へ向かおう。ここは中世に城が築かれた場所。しかし、この要塞はルイ14世が18世紀初頭にニースに攻め込んだ際に破壊され、現在では一部しか見ることができない。

人々がこの城跡公園に来るのには、理由がある。海岸を見渡せる展望台となっているからだ。高台から見下ろす海の色は、近くで見るよりもずっと濃く、弧の形をした海岸「天使の入り江」が一望でき、ニースの美しさを実感できるひと時だ。

ニースの色に取りつかれた画家

海の青、木々の緑、太陽のオレンジ。色がたくさんある南仏は多くの画家をとりこにした。シャガール、マティスもそんな画家だ。

シャガールが自身の絵をフランス国に寄与したことから作られたマルク・シャガール国立美術館には、旧約聖書の「創世記」や「出エジプト記」から題材を得たものなど、聖書をモチーフにした作品が並ぶ。また美術館内部にあるコンサートホールには、「天地創造」を表したステンドグラスが3枚並んで設置され、南仏の強い日差しを柔らかな光に変えている。

シャガール美術館を出て、マティス美術館や考古学博物館、ローマ時代の円形闘技場跡のあるシミエ地区の高台へ。豪邸が立ち並ぶシミエ大通りの中でもひときわ目を引くのが、マティスが晩年アトリエ代わりに使用していた高級アパルトマン、ホテル・レジーナである。残念ながら内部は見学できないが、このすぐ近くにある公園内に、マティス美術館がある。初期~晩年の作品約1000点が展示されているこの美術館には、「ブルーヌード」を始めとする切り紙絵も展示され、原色で描かれた作品が強いエネルギーを発している。それはきっと、この土地に息づく葉や土の色、地中海の波の動きを見たからこそ得られたものなのだろう。

マティスは、美術館の横にあるシミエ・フランシスコ会修道院の墓地に眠っている。花で美しく飾られた修道院の庭園からは、彼の愛したニースの街並みが海を背景に広がっていた。

マティス美術館
シミエ地区の高台に建つマティス美術館

  • イギリス人の遊歩道 Promenade des Anglais
    Promenade des Anglais 06000 Nice
  • ラスカリス宮殿 Palais Lascaris
    15, rue Droite (Vieux-Nice) 06300 Nice
    TEL:04 93 62 72 40
    入場無料
    10:00-18:00、火祝休
  • ミゼリコルド礼拝堂 Chapelle de la Miséricorde
    Cours Saleya, Vieux Nice 06000 Nice
    入場無料
    火のみ開放14:30-17:30
  • マルク・シャガール国立美術館
    Musée national Marc Chagall

    Av du Docteur Ménard 06000 Nice
    TEL:04 93 53 87 31
    入場料:7.50€
    10:00-18:00、火休
    www.musee-chagall.fr
  • マティス美術館 Musée Matisse
    164, av des Arènes de Cimiez 06000 Nice
    TEL:04 93 81 08 08
    10:00-18:00、火祝休
    入場無料
    www.musee-matisse-nice.org

この夏のニースのイベント

Nice Jazz Festival 2011
1948年にフランスで初めて開催された、歴史あるジャズ・フェスティバル。今年もフランスを代表する音楽家ミシェル・ルグラン、イギリスのクラブ・ユニット、モーチーバ、ハスキー・ヴォイスで魅了するアメリカのシンガー、メイシー・グレイなど、世界各国の一流ジャズ・ミュージシャンが一堂に会する。

Pl Masséna, Jardin Albert 1er
Esplanade Jacques Cotta - Théâtre de verdure
7月8日(金)~12日(火) 19:30~24:00
入場料:35€
TEL:08 92 68 36 22
www.nicejazzfestival.fr

Fête de la St-Pierre et de la Mer
漁師たちの守護聖人であるサン・ピエールを祝う海の祭り。ノートルダム聖堂でのミサの後、海で船の火葬儀式や伝統的な歌や踊りが行われる。

6月25日(土) 20:00~
Port de Nice Quai Am-Infernet 06000 Nice
TEL:04 92 00 42 42
www.nicetourisme.com

Prom'Party
海岸沿いの遊歩道、プロムナード・デ・ザングレの特設ステージにて、ジャズ、ダンスミュージックなどの音楽が夏の夜を盛り上げる。14、15日は花火が上がる。

Promenade des Anglais 06000 Nice
7月14日(木)、22日(金)、 8月5日(金)、15日(月)
21:30-23:30
入場無料
TEL:08 92 70 74 07(0.34€/min)
www.nicetourisme.com

Les Concerts du Cloître
シミエ公園で毎年夏に行われる野外クラシック・コンサート。「旅への誘い」と題し、マンハッタン音楽院管弦楽団を含め国内外から約100人のアーティストが参加する。

7月20日(水)~8月14日(日)
入場料:無料~29€
Pl du Monastère de Cimiez 06000 Nice
TEL:08 00 95 08 50
concerts.hexagone.net

Fête de la San Bertoumiéu
収穫を祝う祭りで、チーズ製造者、養蜂家、ワイン製造者の他、陶器家や彫刻家も参加し、それぞれスタンドを出す。

9月3日(土)、4日(日)
Le vieux Nice, Place Garibaldi, Port
TEL: 04 97 13 20 00

ニースのレストラン

加も川 Kamogawa
日本料理

ニースで味わう正統派日本料理
ニースの中心地に店を構えて7年。ニースの日本料理店の先駆け的な存在の加も川では、お寿司や天ぷら、すき焼きなど正統派の日本料理を味わうことができます。日本人が食べても満足のおいしさと、フランス人も満足のボリュームがある定食メニューやお昼のお弁当が人気です。寿司職人、寺さんの握るお寿司を求めてやって来る常連客が集うカウンターの他、20人まで入れる個室も完備しています。

kamogawa
左)バラエティに富みボリュームも味も大満足の昼のお弁当

おすすめメニュー
(昼)弁当28€、焼き魚定食16€、寿司定食16€、刺身定食16€
(夜)すき焼き定食39€、もみじ定食(茶碗蒸し、寿司、刺身、焼き鳥)39€、デギュスタシオンメニュー70€など

18,rue de la Buffa 06000 Nice
TEL 04 93 88 75 88
年中無休
http://pagesperso-orange.fr/kamogawa/

Saison
ニース風日本料理

ミシュラン一つ星松嶋シェフプロデュースの
南フランス、地中海和食

アーティチョークやトマト、ズッキーニ、レモン、オリーヴなど南仏、地中海料理に欠かせない素材を活かし、地元の食材を日本料理の調理法で表現した和食 ‘’JapaNice’’を楽しめるSAISON。ミシュランガイドで一つ星を保持する松嶋シェフがプロデュースするこちらのお店では、フランス料理の食材を知り尽くした松嶋シェフと、熟練した和食の技を持つ近藤板長とのコラボレーションによるオリジナリティあふれるJapanice料理が味わえます。オーナーを務める長井氏のおもてなしの心が表れる接客もこのお店の魅力。

saison
左)独創性が発揮されるアミューズ・ブーシュ
右)しょうゆと黒オリーブが深い味わいのソースに

おすすめメニュー
真鯛のカルパッチオ仕立て "JAPANICE" ’style 牛フィレのグリル
黒オリーヴと山葵のソース
昼のコース : 16€、22€
夜 のコース:  35€、50€、70€

17, rue Gubernatis 06000 Nice
TEL: 04 93 85 69 04
12:00~14:00 / 19:00~24:00(22:00ラストオーダー)
休: 日月
www.saison-nice.com

Hi Food(Hi Hotel内)
ビオ&日本料理

3, av des Fleurs 06000
TEL: 04 97 07 26 26
www.hi-hotel.net/fr

Hi Hotel

 

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*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

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