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フランスニュースダイジェスト
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mar 22 mai 2012

フランスの田舎キャンプ

日照時間の長い夏の楽しみと言えば、夜遅くまでおもいっきり外で遊ぶこと。
有給休暇をしっかり取るフランス人にとって、宿泊費が安く、
家族や友人とおもいっきり騒ぐことのできるキャンプは大切な夏の行事。
大自然の中、動物たちの近くで眠り、新鮮なミルクを飲んで1日が始まる……。
フランスの田舎の良さを知る、そんなキャンプを今年こそ楽しもう。
(編集部)

フランス人とキャンプ

キャンプフランス・キャンピング&キャラバニング連盟によれば、ヨーロッパのキャンプ場の37%をフランスが占めるというほど、キャンプ場の多いフランス。

フランスにキャンプが知られるようになったのは、19世紀のこと。旅行家のルシアンボードリー・ドソニエールが、英国で貴族たちがトレーラーハウスで旅行をしている風景を目撃したのが始まりだった。その後、1910年に初のキャンプ場ができるものの、第1次世界大戦前まではハイキングやサイクリング好きな男性が1人で森に入り、キャンプをするというのが主流だった。その後36年に年間2週間の有給休暇が義務付けられる制度が法制化され、家族で楽しむキャンプの習慣が増加。そして38年、フランス・キャンピング&キャラバニング連盟が創設され、39年にはキャンプ法規ができた。

現在では夏休みに家族でキャンプに行くというスタイルがすっかり定着し、キャンプ用具などは日々改良され、キャンプ施設も多様化して人気は上昇中。宿泊にはテントを張って、またはキャンピングカー内に寝泊まりするクラシックなものから、サウナ、スポーツジムが付属し、Wi-Fiの使用が可能な都会生活と変わらないキャンプ施設まで、キャンプの形態は多様化している。

ランク
フランス・キャンピング&キャラバニング連盟は各県にその支部を置き、キャンプ場をホテルのように星の数でランク付けをする。1993年からの基準を2010年に見直し、それまで4つ星しかなかったランクに5つ星が加わった。プール、受付、Wi-Fiなどの有無、土地の善し悪しなど、フランスにあるホテルなどの宿泊施設に鑑み、評価されている。3つ星以上になるとプールが付いているものが多くなる。55%以上のキャンプ場が3から5つ星のハイクラスに属する。
設備
20年ほど前から、キャンプの宿泊施設は改良が続けられ、トイレや炊事場があるのはもちろん、フランスにあるキャンプ場の約40%にプール、食料品店、レストラン、バーが、約20%にテニスコートやWi-Fiが備えられ、不自由なく快適に過ごせる環境が整う。一方で、近年の洗練されたキャンプ施設は自然環境を尊重していないのではと心配する声もあり、「田舎のキャンプ」と呼ばれる、静かな環境で自然に直接触れることができ、設備が洗練されていないキャンプを好む人も増えている。
料金
全体的に夏のハイシーズンには、やはり料金は上がる。一般的に支払は宿泊初日に済ませる。1泊10€以下のとてもお手頃なものもあるが、2人で泊まるタイプでは平均して1つ星は14.50€、2つ星は16.50€、3つ星は22€、4つ星は31€、5つ星は45€。また、山小屋やトレーラーハウスタイプを1週間4人で使用することを想定すると、ハイシーズンには500~1000€、ローシーズンには180~550€といったところ。家族で宿泊する場合は割引されることが多い。

フランスのキャンプってどんなもの?

一般的にはテントやキャンピングトレーラーが利用されるが、大人数の場合や小さな子供連れの場合にはログハウスやコテージが人気。

テント   キャンピングトレーラー
Tente(テント)
持ち運びがたやすく、料金も安いテントは若者に人気。暑い夏にキャンプをするときは、少し大きめのテントを用意した方が風通しが良く快適に過ごせる。ただし強風時にはかなり抵抗を受けるので注意が必要。
  Caravane
(キャンピングトレーラー)

フランス全土で25万台所有されているというキャンピングトレーラーは5800カ所のキャンプ場で受け入れらる。これらには調理場や寝台、トイレが備わっていて、いつでもどこでもキャンプができるという利点がある。ファミリーキャンプに最適。
     
Yourte(ユルト)   キャンピングトレーラー
Yourte(ユルト)
ユルトとは、モンゴルの遊牧民たちの「パオ」のような移動式住居で、大きいものでは床面積が60㎡以上にもなる。ベッドや台所、洗面所など生活に不自由しない設備が整い、メザニンがあるものも。天井から天然光が差し、気持ちが和らぐ。
  Tipi(ティピー)
ティピーは円錐形の大型テントで、もともとは獲物を追いかけて暮らしていた北米に住むインディアンが、簡単に設営できる住まいとして使用していた。設置、解体が簡単で建材も少なく、畳むとコンパクトになり持ち運びしやすい。

テーマ別 キャンプ場を選ぼう

フランスに1万1000以上あるというキャンプ場。
その中からフランスの田舎を満喫できるとっておきのキャンプ場をご紹介。
キャンプ場マップ

歴史的な建物を背景に
フランスの美しさを実感する

1. Camping Val de Loire
パリから車で約3時間30分

「フランスの庭園」と呼ばれるロワール川流域、アンジェとソミュールの間にあり、川下りなど水辺のスポーツが楽しめる。古い修道院やお城の周囲で歴史の重みを感じながら優雅な気分に浸れるキャンプ場。

6, rue Ste Baudruche Les Rosiers sur Loire 49350
TEL: 02 41 51 94 33
www.camping-valdeloire.com

2. L'Anse du Brick
パリから車で約4時間30分

イギリス海峡に突き出したコタンタン半島、シェルブールから10kmのところにあり、高台からノルマンディーの美しい海岸線や海に沈む夕日を眺めることができる。岸から100メートル、森へもすぐにアクセスできる立地は、ぜい沢なバカンスを過ごすのに最適。

50330 Maupertus sur Mer
TEL: 02 33 54 33 57
www.anse-du-brick.com

3. La Ferme de l'Abbaye de la Pierre qui Vire
パリから車で約3時間

La Ferme de l'Abbaye de la Pierre qui Vireブルゴーニュ地方の緑の豊かな標高500mの所にある修道院内でのキャンプ。1850年建設された修道院では、牛やヤギを飼っており、動物たちと生活しながら、乳を搾り、チーズを作ることができる。

St Léger Vauban 89630
TEL: 03 86 33 19 20
www.abbaye-pierrequivire.asso.fr


農業大国フランスだからこそ
農場にあるキャンプ場に行こう

4. Ferme de la Mercy
パリから車で約1時間

Ferme de la Mercy動物に親しめるように、水や餌をあげる飼育体験や、野に咲く植物について学ぶレッスン、地元で取れた小麦を使用したパン作りなどが行える。

Route de la Croix 77160 Chenoise
TEL: 01 64 00 93 10
fermedelamercy.pagesperso-orange.fr

5. Ferme de Prunay
パリから車で約2時間30分

Ferme de Prunay農場の中の動物はもちろんのこと、森の中で動物を待ち伏せたり、釣りをしたりすることも可能。また40分ほど車を走らせると、世界遺産、シャンボール城に着く。

Ferme de Prunay 41150 Seillac
TEL: 02 54 70 02 01
www.prunay.com


美食の国フランスを感じながら
名物を食し動物と戯れる

6. La Ferme du Vallon
パリから車で約3時間30分

ブリー・ド・モー国内の70%のブリー・ド・モー(チーズの種類)を生産している村で、馬車に揺られながら田舎道を走ったり、馬に乗りながら名所を観光したりすることができるキャンプ場。

1, rue de la Mairie 55150 Moirey
TEL: 03 29 85 61 62
www.lafermeduvallon.fr

7. Korrig’ âne
パリから車で約5時間

ビオのリンゴから作るシードルが有名な農場にあるキャンプ場。
かわいいロバを引き連れて、海岸を散歩することができる。

St Plestan 22400 Planguenoual
TEL: 02 96 93 89 82
www.korrig-ane.com


ちょっと変わったことをしたい
テーマのあるキャンプ場

8. Parc Animalier de Sainte-Croix
パリから車で約5時間

Parc Animalier de Sainte-Croixキツネ、オオカミ、フクロウ、鹿などの動物がいる公園内でのキャンプ。テントやロッジ以外にもユルトや巣穴のような小屋があり、ユニークなキャンプが楽しめる。

Parc Animalier de Sainte-Croix 57810 Rhodes
TEL: 03 87 03 92 05
www.parcsaintecroix.com

9. Les tipis du bonheur de vivre
パリから車で約2時間45分

Les tipis du bonheur de vivreアメリカインディアンの移動用住居、ティピーが並ぶインディアン・キャンプ。週末には伝統的なテントの組み立て方、音楽やダンスの披露など、特別プログラムが用意されている。

Le Plan d'Eau, 72350 Brûlon
TEL: 02 43 95 57 54
www.lebonheurdevivre.net


長年の夢を実現!
木の上の家&城でのキャンプ

木の上の家に住みたい、城で遊びたい……。そんな子供の頃の夢をかなえてくれるキャンプ場。いずれもフランス国内各地にあるので、観光を兼ねて好きな地域を選ぼう。

木の上の家● 木の上の家
La Cabane en l'Air

樹齢から、家の高さまで選べる楽しいコンセプト。
問い合わせ: 02 99 73 53 57 www.lacabaneenlair.com

城でキャンプ● 城でキャンプ
Les Castels

フランス国内38カ所、いずれも城の敷地内でキャンプをすることができる。
問い合わせ: 02 23 16 03 20 www.les-castels.com

キャンプ場選びお役立ちリンク

キャンプのナンバーワンガイドブックは、ミシュランキャンピング。2500のキャンプ場情報の中から予算、好みのキャンプ形態に応じて選べる。地図も見やすい。

● フランス・キャンピング&キャラバニング連盟   www.ffcc.fr
● フランス最大のキャンプ組織   www.campingqualite.com
● 野外宿泊施設連盟   www.fnhpa-pro.fr
● エコロジーな宿泊施設   www.laclefverte.org
● 農場でのキャンプ   www.bienvenue-a-la-ferme.com

 

*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

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