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ロンドンのゲストハウス
sam 16 décembre 2017

フランスのペット事情

パリにいると、ペットのいる光景を目にしない日はないほど数多くの動物を目にします。例えば、陽だまりのカフェテラスで語り合う恋人たちの足元に、気持ち良さそうに寝そべる犬。または、アパルトマンの窓辺で姿勢を正し、興味津々といった表情で街を行き交う人々の様子を眺めている猫……。パリに暮らす人にとっては、見覚えのある風景ではないでしょうか。今回は、こんな風にして暮らしの風景に溶け込む、フランスのペット事情を探ってみました。 (Texte par Kumiko IWATA et Agnès. M. YAMAUCHI)

過去10年以上にわたって、フランス家庭のほぼ半数(2004年の調査時には51%)が 何かしらのペットを飼っているそう。パリの街中では犬連れの人たちをよく目にしま すが、実際にどのようなペットが多く飼われていのでしょうか? 現在、フランスで 飼育されている動物の総数を見てみましょう。

フランスで人気のペットベスト5
(Source FACCO/TNS SOFRES 2004より)
1位  魚
35,900,000匹
2位  猫
9,900,000匹
3位  犬
8,500,000匹
4位  鳥
6,600,000匹
5位  げっ歯類(うさぎ、ハムスターなど)
3,800,000匹

統計上、圧倒的な首位を誇るのは、魚。とはいえ、調査によれば少なくとも1匹の犬もしくは猫を飼っていると答えた家庭は、全体の43.6%に上っているところをみると、やはり犬、猫の人気は圧倒的と言えそうです。

その一方で、少ないスペースでも動物達に負担をかけることなく飼うことが出来、また比較的世話のかからない、言ってみれば、飼いやすくお手頃な魚、鳥、げっ歯類など小動物も人気です。

飼い主も、お隣さんも気になる
ペットにまつわるマナー&ルール

ペットを飼う理由は「動物が好き」や「可愛い」という答えが大多数を占めます。ペットにとって飼い主の愛情はもちろん必要不可欠ですが、愛情を注ぐだけでは面倒を十分にみていることにはなりません。ペットを飼う際のフランスのルール、病気対策や衛生管理など、飼い始める前にチェックしておきましょう。

飼い主の基本的なルール

① 生後8週間未満の子猫や子犬の販売は禁止されています。
② 犬、猫の身分証明が義務付けられています。身元を確認出来るよう、皮膚下にマイクロチップを入れます。
③ ペットの売買時には、販売者から購入者に対して、販売の証明書と獣医師によって発行される健康証明書が渡されることになっています。
④ 住宅の契約に関連して、ペット飼育を禁止する規約を結ぶことは無効とされており、アパートなどの集合住宅における動物の飼育は禁止されません(ただし、ペットの飼育が、隣人に迷惑をかけていると判断される場合は、この限りではありません。最低限のマナ ーや注意が必要です)。

ペットを守る ― 予防接種について

現在フランスでは、過去に狂犬病の発生記録のある数県を除き、犬や猫への狂犬病のワクチン接種は義務付けられていません。しかし、下記の病気への予防対策としてワクチン接種が勧められています。これらは犬や猫における主要な病気ですが、中にはネズミ、フェレットといった他の小動物に感染する病気や、ヒトに感染する人畜共通感染症(ズーノーシス)も含まれます。獣医師との相談の上、ペットの種類、発育段階、環境などに適した、計画的な予防接種が望まれます。

ワクチン接種が奨励されている病気

犬<犬>

ジステンパー
Maladie de Carré Canine

犬科の動物が感染することも。特にフェレットは感受性が高く、ワクチン接種が勧められる。

犬伝染性肝炎
Hépatite de Rubarth / Hépatite Contagieuse Canine

急性肝炎を通じて死に至ることも。感染した犬の尿は感染力が高い。

犬パルボウイルス感染症
Parvovirose Canine

同名のウイルスは猫にも感染。特に免疫力の低い子犬、子猫は注意が必要。

犬レプトスピラ感染症
Leptospirose Canine

ネズミ等のげっ歯類に多い。人畜共通感染症で、モモンガからヒトへの感染例もある。

狂犬病
Rage Canine

人畜共通感染症。感染すると、ほぼ100%の致死率。近年、仏国内でも感染した犬の存在が確認されている。

犬のピロプラズマ病
Piroplasmose Canine

マダニ類によって媒介される。ヒトも日和見感染する恐れがあり、感染した動物は死に至ることも。地域によっては獣医師と要相談。

<猫>

猫ウイルス性鼻気管炎
Rhinotrachéite Infectieuse Féline

発症から3、4日後に症状は一番激しく、通常はその後1週間ほどで回復。感染した子猫は、死に到ることも。猫の鼻風邪(Coryza du chat)の半数はこの病気が原因と言われる。

猫カリシウイルス感染症
Calicivirose Féline

鼻気管炎と似た症状、口内の潰瘍、肺炎、無症状(腸における感染)など症状はさまざま。

猫クラミジア感染症
Chlamydiose Féline

悪化すると肺炎や不妊、流産の一因になる場合も。ヒトにも感染することがある。

猫白血病ウイルス感染症
Leucose Féline

生後間もない子猫の感染は、ほぼ100%命取りに。ワクチンは病気を8割近く防ぐ一方、副作用が問題になることも。

猫汎白血球減少症(猫伝染性腸炎)
Panleucopénie Féline / Typhus du Chat

子猫や若い猫が発病しやすい。病因パルボウイルスの伝染力は大変強いのが特徴、同腹の子猫が次々と発病する。

豆知識
「無限をその身に映し出さない生き物など、ひとつもいない」
Pas une bête qui n'ait un reflet d'infini
ヴィクトル・ユゴー

イギリスの王立動物虐待防止協会(RSPCA)の設立に遅れること5年、1845年にフランスで動物保護協会(Société Protectrice des Animaux)が設立されました。1850年には、ヴィクトル・ユゴーの働きかけが効を奏し、動物保護に関するフランス初の法律「グラモン法(Loi Grammont)」によって動物虐待罪が規定されます。しかしこの法律は1963年に廃止され、動物虐待罪は通常の刑法典によって規定されることになりました。1883年にはヴィクトル・ユゴーを会長とする動物実験反対連盟(la Ligue Antivivisectionniste Française)が発足。以後も、1976年には、動物を「感覚ある存在(être sensible)」として規定する、自然保護に関する法律と、家畜や実験動物の虐待防止の規制強化等を内容とする「農事法典」の改正が行われ、1994年には「新刑法典」で動物虐待の刑罰が強化されます。そして1999年には、危険動物・俳諧動物及び動物保護に関する法律の制定に至りました。

およそ半数以上の世帯で1匹以上のペットが飼われており、ペットとの共生が進んでいるようにみえるフランスですが、その一方で毎年約6万匹の動物たちが見捨てられているという一面も。さまざまな要因がありますが、ペットも人間と同じ生き物です。可愛さに負けて飼ってしまう前に、いくつかの注意点を学んでおきましょう。

フランスはアパートでペットが飼える。
家主はそれを禁止する権利はない!?

ペット可能なアパートやマンションを見つけるのが困難な日本とはうってかわり、フランス人はより自由にペットと暮らしています。その理由は、ペットとの共生を法が認めているからです。もちろん例外として、鳴き声による騒音や、耐え難い異臭がまん延するなど、近隣に迷惑のかかる場合は退去要求がなされることもあるようです。

犬の落とし物は約183€の罰金!

ここ数年、パリの街が歩きやすくなったのは、犬の排泄物の不始末への罰金が値上がりしたことにあります。以前は飼い主全体の1%ほどでしたが、値上げ以降は、およそ80%近くの飼い主がキチンと後始末をするようになりました。

最愛のパートナー探し

アノンスさまざまな情報がはびこる仮想空間。今やインターネ ットで自分の最愛のパートナーだって見つけられます。里親捜しやブリーダーのウェブサイトでは、写真なども掲載されていたり、情報交換も出来るので便利。ただ難点は、譲り主が必ずしも家の近所に住んでい無いということ。幼い動物たちにとって、まだ知らない人間との長時間移動は想像を超えるストレスです。そこで活用できるのが、スーパーやパン屋さんのアノンス掲示板を利用した里親探し。

ご近所の住民のアノンスが中心なので、動物を譲り受けた後も散歩仲間になったり、情報交換が出来たりと色々と交流が持てるのが特徴です。ただ、競争率が激しいので、お目当てのアノンスを見つけたら早めに連絡を!

行き場を無くした動物達を引き取る

飼い主との死別や子供のアレルギー問題など、やむを得ない事情で手放された、もしくはバカンス前に飼い主に見放されてしまったペットたち。ヨーロッパでは毎年、多くのペットが行き場を無くしてしまいます。そんなペットたちを保護して里親探しを行っている場所がいくつかあります。代表的なのが、フランス発祥で1845年以来の歴史を持つSPA(La Société Protectrice des Animaux)や、アメリカ生まれで世界最大規模のアニマルライツ擁護団体、PETA(People for the Ethical Treatment of Animals)。パリ市内では12区にあるCDA (Club Défense des Animaux)が有名です。

動物保護団体や保健所の動物といえば「野生」や「不健康」のイメージが付いて回りがちですが、CDA責任者のクロディーヌさんによれば、保護された動物は「病態検査」「ワクチン接種」「マイクロチップの導入」など一通りの検査を受けるので、衛生的で健康的な状態なのだそうです。

CDACDA
181, avenue Daumesnil 75012 Paris
TEL : 01 43 40 51 58
このメールアドレスは、スパムロボットから保護されています。アドレスを確認するにはJavaScriptを有効にしてください
http:// www.cda-paris12.com

里親となる基準

人権という概念発祥の地であるフランスでは、動物愛護を訴える「アニマル・ライツ」も真剣に取り組まれています。

ペットを家族として受け入れようと考える理由はさまざまです。しかし、中には受け入れへ出向いたにもかかわらず、ほとんど門前払いに近い扱いを受けることもしばしばあるようです。

どんなに熱意のある人でも大型犬を受け入れるにはそれなりのスペースのある家がないと認められません。現在すでに他にペットがいるかどうか、小さい子供がいるか、生活リズムや外出頻度などさまざまなことを聞かれ、里親としての適正を判断されるのです。ひとつの大事な命を預けるということなので選ぶ側も真剣です。未成年者の場合は保護者の同伴が条件で、保護者は書類審査を求められます(身分証明書、住居証明書など)。

その一方、中には悪質なペットショップやブリーダーも数多く存在するので、注意が必要です。ビジネス目的となると比較的審査は緩やかになりますが、その分リスクも伴うことを忘れずに。一匹一匹にきちんとスタッフの目が行き届いている環境かどうか、衛生管理などを厳しくチェックすることが重要です。

ペット用品

ペット用品なかなか、お目当てのペット用品店が見つからない人に朗報。パリ、マレ地区にちょっとファンキーなキャラクターグッズと見間違ってしまうような、ペット用品店がオープンしまし た。店内には、こだわりの商品が目白押し。

BHV la niche
42, rue de la Verrerie 75004 Paris
M : Hôtel de ville ①⑪
TEL : 01 42 74 94 31
月~土9:30-19:15、水20:45まで
http://www.bhv.fr

マイクロチップの登録
日本では1995年、フランスでは2002年より犬猫に対するマイクロチップ(la puce électronique)導入を義務付ける法律が施行されました。この制度は旧式のタトゥーに置き換わる識別方法なので、タトゥー済みの動物も新たにチップを埋め込まなければいけません。一見手間のかかる作業のようですが、ペットが迷子になっても比較的見つけやすいので安心です。なお、マイクロチップは国際的により広く対応しているISO規格のものを導入しておくと、日本へ連れ帰る際の検疫手続きもスムースに運びます。

だからペットを飼いたくなる?
コンパニオン・アニマルの 「アニマル・セラピー」効果

コンパニオン・アニマルたちは文字通り、「家族の一員」として受けとめられています。これは動物たちを手間ひまかけて可愛がるとか、生活の習慣やリズムに至るまで、暮らしの大部分が動物たちと分かち合われているといったような、物質的な側面に限ることではありません。そこにはより内面的な側面、つまり、ペットと飼い主との交わりによって築かれる、精神的なつながりも含まれています。このようなコンパニオン・アニマルたちの存在が、毎日の暮らしの中で私たち人間に与える影響が計り知れないものであることは、想像に難くありません。一般に「アニマル・セラピー」と呼ばれるものは、このような観察をもとにして、発展されてきたものです。

単なる「ペット」ではなく「コンパニオン」

猫例えば登校拒否をし、家に引きこもりがちになった鍵っ子。末っ子を送り出した後の両親。不慣れな土地での一人暮らしが辛くなったとき。長年の連れ合いに先立たれたとき。「そんな時、そばにいて話し相手になってくれたのは、ペットのこの子だけで……」。

このように人間と動物の間に通じ合う心の絆の話を耳にされた読者もいると思います。近年では「ペット(飼育される動物)」という言葉が「コンパニオン・アニマル(伴侶動物)」と置き換えられるようになったことからも、共生する動物を同伴者(コンパニオン)として認識していると言えます。言葉による会話が無くとも、飼い主にとってはかけがえのない存在となれば、これはごく自然なことなのです。

アニマル・セラピーの主な効果

① 生理的な効果
散歩や遊びなどの触れ合い運動によって、ペットと接した人の血液やコレステロール値の低下がみられます。このため、ある種の病気を患う人の場合、痛みの緩和や早期回復がもたらされることも。最近の研究では、犬と触れ合いは、脳をほどよく刺激し、活性化するという結果も報告されており、老化防止に役立つともいわれています。

② 社会的な効果
他のペットの飼い主との情報交換や触れ合いなどを通じて、新たな人間関係を結ぶきっかけが生み出されます。例えば、家に閉じ込もりがちな人に、ペットが、他の人々と交流するための「口実」を提供することもあるようです。飼い主という共通の「テーマ」を持つことで、互いに協力する機会も生じてきます。

③ 心理的な効果
一般的に最も注目されるのが「心理的効果」です。動物との触れ合いによって、不安が軽減されたり、緊張がほぐれたり、動物の面倒を見ることで、飼い主の責任感が育まれ、心理的な自立が促進されるといった効果もみられます。さらに、日頃から精神が不安定な人や感情表現が苦手な人には、安定性や表現性を与えてくれます。

そもそも、人間の心と体は切り離して考えることの出来ないもの。動物との触れ合いが私たちの心身を活性化することから、「アニマル・セラピー」は全人的(ホリスティック)な効果をもたらすことがわかります。

「アニマル・セラピー」の種類

ペットと共に生活することを、そのまま「アニマル・セラピー」と見なしてよいのでしょうか?メディアでも盛んに取り上げられるようになった「アニマル・セラピー」ですが、もう少し詳しくその定義を見てみましょう。

A.A.T. (Animal Assisted Therapy)
「動物介在療法」

明確な治療目的を持ち、通常医療・教育関係の専門家によって行われる。

A.A.A. (Animal Assisted Activity)
「動物介在活動」

対象者と動物との触れ合いを、また、それを通じての他者との交流等を目的とする。

A.A.E. (Animal Assisted Education)
「動物介在教育」

特に教育活動の一環として行われるものを指す。

日本では「アニマル・セラピー」とまとめて称されることが多いのですが、本来の目的別になされた分類に従うと、「アニマル・セラピー」とは、特定の問題(例えば、身体障害、知的障害など)の解決、または改善を目的とする治療プログラムの一環として行われるA.A.T.のことを指します。

また、今回の特集では「アニマル・セラピー」という言葉が漠然と使われていますが、厳密に言うと、その表現はむしろ「ペット・セラピー」を指していることになります。逆に言うなら、ペットとの暮らしを「ペット・セラピー」と見なすことで、広義の意味における「アニマル・セラピー」のひとつとして捉えることが出来る、ということです。

こんな話知ってた? 動物にまつわるおもしろい話

なんでうさぎは「一羽」なの!?

うさぎ日本語学習者にとって、とても厄介な助数詞。羊が1匹、魚も1匹、カエルも1匹、しかし、ウサギは1羽……。「うさぎの耳は鳥の羽みたいだから」だとか、「大昔彼らはあの耳で空を羽ばたいていたんだ」なんて怪しい諸説が飛び交う中、もっとも有力な説は、あるお坊さんの証言説。江戸時代の日本では仏教の影響から、四ツ足動物を食すことは禁じられていたので、肉といえば鶏くらいしか食べるものがなかった。しかしある時、お坊さんがうさぎを食べているところを人に見られてしまい言い逃れとして「ウサギは2本足で跳ねるから鳥の仲間じゃ!」と返したという。お坊さんの逃げ口上ではあったが、畑を荒らすウサギの存在は必ずしも歓迎されたものでない。農民たちもあえて目をつぶったのかもしれない。

アーティストは猫が好き?

ねこ猫を愛した著名人としてレオナルド・ダヴィンチ、クリムト、三島由紀夫、森茉莉などが挙げられるが、文豪ヘミングウェイの愛した猫たちはひと味違う。フロリダの海沿いで執筆活動を行う彼に愛されていた猫たちは、なんと指が1本多い6本指の猫たちだった。元々は船乗りに飼われていた猫たちで、長い船旅の結果近親交配が進んで多指症の彼らが生まれたとされているのが有力な通説。現在でもこの特徴をしっかりと受け継いだ猫が生まれているところをみると、奇形ではなく遺伝なのだと予想される。彼らは取りわけ狩りを得意とし、ネズミ取りのために船へ持ち込まれていたようだ。一方、迷信深いヘミングウェイは、彼らを幸 運をもたらす存在だと信じて側に置いていたのだそう。今でもヘミングウェイ博物館では、彼に愛されたこの猫たちの子孫 が暮らしているという。

犬の将軍、徳川綱吉の本当の政策

犬執拗までに犬に執着した“犬の将軍”こと徳川綱吉。彼の、その一風変わった政策「生類哀れみの令」は、実際には犬のみならず猫、鳥類、魚や虫にまで及ぶハチャメチャな 法令。しかし、この法令には意外な一面が隠されていた。それは「弱者救済」。武士などの比較的裕福な層の人間は、社会的弱者を率先して手助けするべきという考えの盛り込まれていたこの法令は、当時最も進んだ社会福祉制度の始まりだったとして近年、見直されているらしい。綱吉が打ち出した政策は現在でもまだ研究が続けられているらしいが、殺し合いの世の中をなげいた彼の「平和への願い」が始まりだったのではないかと言われている。動物や障害者、お年寄りに優しくすることから、人々の生活が穏やかになり、殺し合いが減るだろうと考えたのだ。結果的には当時の江戸が監視密告地獄となってしまった一面もあるが、驚くほどに治安が改善されたという説もある。

オシドリ夫婦のショッキングな家庭生活!

オシドリとても仲の良い夫婦を俗に「オシドリ夫婦」と言う。しかし驚くなかれ、本当のオシドリたちの生活は円満家庭とはほど遠いものだという。実は、オシドリの雄たちは浮気症で育児は全て雌まかせの男性優位主義なのだ!雌の産卵が始まると、雄はそそくさと出掛けて新しい雌を探し始める。暇があっても、雄同士で情報交換のおしゃべり。さらに、パートナーも1年ごとに変わるのだそう。なんだかがっくりと来てしまう事実だ。そんなオシドリとは対照的に感動的な夫婦愛があるのが鶴。彼らは一生涯、決めた相手と過ごし、片方が残念なことに死んでしまっても、残された一 方は死体の側をずっと離れないらしい。雪の上に死んで横たわるパートナーを、じっと寂しそうに見つめる鶴……。どんなに時間が経っても、そこに死体がある限り離れないのだそう。鶴の恩返し、という昔話があるほどに情深い鶴こそ理想の夫婦像そして例えられるべきなのではないだろうか!?

コンパニオン・アニマルの本

Livret de
Responsabilisation
(フランス語),
octobre 2004

3年ほど前、コンパニオン・アニマルの保護キャンペーンが行われた際に、農業漁業省と数々のフランスを代表する動物保護団体などのパートナーシップのもとに出版された小冊子には、犬猫の特性の紹介から、必要とされるマナー、コンパニオンとの生活にまつわる法規制まで、コンパニオンとの暮らしに必要とされる基礎知識やヒントが満載。コンパニオンとすでに暮らしている方、これからコンパニオンを探したいと思われている方におすすめです。

*冊子は以下のURLからダウンロードできます www.agriculture.gouv.fr/spip/IMG/pdf/livretac.pdf

[お問い合わせ先]
Bureau de la protection animale
Ministère de l'agriculture et de la pêche SDSPA - DGAL
251, rue de Vaugirard 75732 Paris CEDEX 15
TEL : 01 49 55 84 75
FAX : 01 49 55 81 97

愛すべきコンパニオンと一緒に旅したい!

国境を越える動物の移動に関しては、個体識別やワクチン接種を含め、さまざまな規制がありますが、その内容は移動の出発地と目的地の国、または動物の種類などによって異なります。また、伝染病の発生頻度など、状況に応じて対応はこまめに変化します。詳しい詳細は、出発国と目的国の大使館や検疫当局に問い合わせて条件の確認をしましょう。

[日本に入国するには]
動物検疫所
http://www.maff-aqs.go.jp/ryoko/index_2.htm
在仏日本大使館「動物検疫について」
http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/sitsumon/keneki.htm

[フランスに入国するには]
検疫局(仏語)
http:// www.douane.gouv.fr/page.asp?id=46
農業漁業省(仏語)
http://www.agriculture.gouv.fr/spip/IMG/pdf/imp_cpgnie.pdf

illustration : Etsuko KINOSHITA

 

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*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

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