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jeu 17 mai 2012

Le bistral

現代フランス料理2006年10月5日 817号 掲載

「『Le bistral』の料理の魅力は、進化し続けるところにある」と、「L'EPI DUPIN」のシェフ、フランソワ・パストーさんは評価する。この店のメニューは黒板に書かれているもののみで、2、3日に一度は変えるのだそうだ。

ムニュで注文すると35€だが、ア・ラ・カルトで注文すると、メインは25€、前菜とデザートはそれぞれ11€となる。店名通り、雰囲気は居酒屋風レストラン。カウンター席でワインを傾ける人もいる。

前菜には、「セップ茸のガトー、牡蠣のアイスクリームとルリヂシャ(ハーブ)のピューレ」を頼んだ。興味深い牡蠣のアイスは、塩気が強く、磯の香りが鼻に抜ける何とも奇怪なアイス。セップ茸のガトーは、きのこ好きをがっかりさせない、きのこがぎっしり詰まったフラン。皿の真ん中に、小川のように添えられたルリヂシャのピューレは、花のピューレだけに、やや青くさい。

前菜
セップ茸のガトー、牡蠣のアイスクリームとルリヂシャのピューレ

メインのメニューからは、「鯖のフィレ、アプリコット・ソースと青リンゴのソルベ」を薦められた。こんがりと焼かれた鯖は、塩味であっさりしており、思わず御飯をお願いしたくなる味。鯖の上に散らされているのは、何と日本の駄菓子「グリーン豆わさび」だ。青リンゴのソルベはさっぱりした味。しかし、なぜまたもやアイス類を添えるのかと不思議に思い聞いてみると、「主菜に爽やかさと酸味を与えるため」だそうだ。なるほど鯖は脂も多い青魚なので、気持ちは分かる。

メイン
鯖のフィレ、アプリコット・ソースと青リンゴのソルベ

デザート「ヴェール・ドゥ・ビストラル」は、お酒が使われていると言うので迷わず選んだ。グラスの中に、下から、マンゴーとピンク胡椒、ティラミス、アーモンド・ビスキュイ、コーヒー・ソルベ、ウィスキーのムースで層が作られ、さらにカランバー(飴菓子)のテュイルが添えられている。期待していたよりはお酒の存在感は無かったが、しっかりと苦味の効いたコーヒー・ソルベ、 淡い甘みのティラミス、粒胡椒入りのマンゴーなど、やはり大人向けの味と言える。カランバーを火にかけて溶かし、広げて固めたというテュイルには、シェフの遊び心が込められている。

夜はワイン・バーの雰囲気も漂うこのお店には、常に500種類のワインが揃えられている。キュイジニエでもあるオーナーのアレクサンドル・マチューさんに尋ねれば、料理にお薦めのワインを教えてくれる。

デザートと店内
左)ヴェール・ドゥ・ビストラル
右)オーナーの人柄通り、サンパティックな店内


今週の案内人
フランソワ・パストーさん フランソワ・パストーさん
16歳で料理の修業を始め、「École Supérieure de Cuisine」を卒業後は、「Faugeron」や「La Vieille Fontaine」、Joël ROBUCHONの経営するレストランなどに勤める。11年前に「L'EPI DUPIN」をオープン。

店名 Le bistral
住所 80, rue Lemercier 75017 Paris map
TEL 01 42 63 59 61
営業時間 ランチ 12:00-14:30
ディナー 20:00-23:30 (夜は要予約)
定休日 土、月曜日
最寄り駅 Brochant 13番線
 

*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

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