豪華ホテル列車で知られる、あの”オリエント急行”の車両で、美味しい食事が頂けるレストランがあると聞いて行ってみた。店の構えは「本当にここに?」と思わせるモダンな雰囲気。また入ってすぐのフロアーはカフェになっている。しかし奥に案内されて、「お~っ!」と思わず声を上げてしまった。この車両は1925年に製造され、実際にオリエント急行として走行していたもの。また、ジェラール・ウーリー監督の映画「大進撃(La Grande Vadrouille)」(66)で、撮影に使われたそうだ。ロケーションも実際の線路脇という凝りよう。車窓からはパリの街並みが望め、時折聞こえる本物の列車の音とかすかな振動が、旅情気分を高めてくれる。
オーナーのポールさんは、その後カフェとして利用されていたこの車両に一目惚れ、2年前にレストランとしてリニューアル・オープンさせた。シェフには「LADURÉE」 やカナダのケベックで修業を積んだ、フランス南西部出身の27歳のヴァンソンさんを起用している。
さてお料理だが、前菜には「自家製フォアグラ、季節のフルーツ添え」をオーダー。とろけるほど濃厚なフォアグラだけでも十分美味しいが、付け合せのフルーツと一緒に頂くとこれまたうまく、量もたっぷり。

頬が落ちそうになった “フォアグラ”
メインには「マグロの胡麻風味焼き、中華風焼きソバ」を選ぶが、たっぷりと盛られた皿を見て仰天!しっかりと胡麻をつけて焼き上げた大きなマグロの切り身2枚に焼きソバだ。マグロはあっさりと優しい味で、焼きソバは日本のものとは異なり、香草を効かせて軽めに仕上がっている。

ボリューム満点の“マグロのキャラメリゼ”
デザートには「すし風木苺とホワイト・チョコレート」を、ネーミングの面白さでチョイスしたのだが、運ばれてきた皿を見てシェフのアイディアに脱帽!チョコレートがちょうど巻き寿司の海苔のように、お米のデザートに巻きつけられていた。さぞ甘いと思いきや、木苺の酸味が上手く爽やかな口当たりに変えてくれた。

面白い発想のお米のデザー ト
ボリューム満点で値段も手頃な創作フランス料理を、 ”列車の旅”気分で頂いてみませんか?

左)青いビロードの椅子に深い 色の木目が美しい 右)ロマンティックな2人席もある
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
| 店名 | Le Wagon Bleu |
| 住所 | 7, rue Boursault 75017 Paris |
| TEL | 01 45 22 35 25 |
| 営業時間 | 月~土12:00-15:00、19:00-23:00、日12:00-15:00 |
| 定休日 | 日曜夜 |
| 最寄り駅 | Rome(2番線) |
| Website | www.restaurant-wagon-bleu.com |









