ルノワールなどの多くの画家によって描かれた、モンマルトルのムーラン・ドゥ・ラ・ギャレットのふもとに、パリでは珍しいチリ料理レストランがあります。かわいい風車の看板や外観はポストカードになったほどで、観光客のちょっとした写真スポットになっているとか……。料理人になる前は、情報科学の分野で働いていたというチリ出身のラファエルさんは、料理好きが高じてレストランを2001年にオープン。地元の人にも好評を得て、数多くの雑誌やガイドブックなどに紹介されています。
食前酒は店の勧めで、チリ名産のピスコ(白ぶどうの蒸留酒)を使ったピスコサワーを。これは、レモン汁と卵白を加えたピスコをシェイクしたものに、シナモンを振ったもので、酸味が利いた爽やかな美味しさに一同感激……!
前菜は名物のミートパイ"エンパナーダス"とシーフー ドのマリネ、シーフードのグラタン風シチュ-をオーダー。
好評だったのはグラタン風シチューで、魚介類の入ったホワイトソースをオーブンで焼いたこの一皿は、さらっと淡白でありながら魚介類のダシが良いコクを出しています。マリネはエビ、帆立貝などの海の幸がぷりぷり入っており、お酒と好相性の一品。挽肉などを詰めてオーブンで焼いたパイ"エンパナーダス"は、 素朴な味なので付け合わせの辛子が入った薬味"ピュグレ"と食べると美味しさが増します。

左)今回の大好評の一皿
右)飲み物はぜひ名産のチリ産ワインを

左)ボリュームたっぷりのチリ風ポトフ
右)皆が飲んでいたピスコサワー
メインでお勧めなのは"パステル・デ・チョクロ"!口に入れたとたん、思わず「おいしい!」と声を出してしまいました。これは、挽肉ととうもろこしの粉などをこねて焼いたもので、食感はハンバ-グのようですが、味付けが日本人好みの甘辛で大満足!半分はそのままで食べて、残りは付け合せのトマトと食べるのがおいしい食べ方だそうです。甘い味に飽きた頃に欲しくなるのがチリ風ポトフ。体に優しいあっさりとした味で、じっくり煮込まれた野菜と「ほろほろ」した牛肉が「するする」と入っていきます。
デザートは、マロンのような味がする、南米のフルーツ"ルクマ"のアイスがお勧めです。コーヒ-やチリ産のティーとご一緒にどうぞ。最後は食後酒ピスコのストレートでご馳走様!
どの皿もシンプルな味なので、大勢でいろいろ頼んでシェアするのがおすすめ。モンマルトルを散歩がてら、心も体も温まるレストランに行ってみませんか?

左)オーナーシェフのラファエルさん
中)白木と赤いファブリックのかわいい店内。2階席もある
右)「エル・モリーノ」とは、スペイン語で水・風車小屋という意味
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| 店名 | El Molino《Au Petit Moulin》 |
| 住所 | 17, Rue Tholozé 75018 Paris |
| TEL | 01 42 23 88 58 |
| 営業時間 | 火~土 19:30-23:00 |
| 定休日 | 日・月・祝 |
| 最寄り駅 | Abbesses(12番線)*12/12まで工事のため閉鎖 Blanche(2番線)から徒歩7~8分 |









