
ボージョレ・ヌーボー解禁! とっておきのワインバー
Texte et photo par Miki Oliver
(写真:スコットランドの郷土料理のハギス)
あまり知られていない地方の優秀な生産者が造る、良質なワインをセレクトしているワインバー、ジュヴニル。お薦めのジュランソン地方の白ワインは、熟したイチジクとフローラルな香りを持つ、まろやかな辛口です。つまみにはクロスティーニと呼ばれる小さなトーストに、生ハムとトマトの薫製を乗せ、パセリのソースをかけた色鮮やかなカナッペを頂きます。ワインのわずかな海塩のような風味と生ハムとチーズの熟成したうまみが口の中で一体化して、うっとり。

トマトと生ハムのクロスティーニ

厳選されたワイン、お手頃な価格帯です
メインにはガーブールという、ガスコーニュ地方の田舎風スープを選びます。豆と野菜がたっぷり入った素朴で滋味に富む一品。体の芯から温まります。ここでパープルというガメ種の赤ワインに移行。ラベルをよく見ると、何とオーナー、ティム氏の名前があります。「毎年産地に行って自らワインを選びブレンドする」とのこと。名の通りに赤よりも紫色が強いワインを口に含むと、重厚な味わいと同時に、ミントのようなスーッとした爽やかな香りに包まれます。かつ、飲み終えると熟成されたサラミのような動物的な香りが残る、ダイナミックな矛盾をもつこの一杯。「セクシーなワインでしょう?」と誇らしげなティム氏に、いやはや脱帽です。次に羊の内臓をスパイスやアルコールで味付けしてゆでたスコットランドの郷土料理、ハギスがサーブされます。臭みなどを覚悟していたのですが、その必要はなく、深みのある味わいに、ワインが進みます。

ガスコーニュ地方のスープ、ガーブール

甘み控えめのチーズケーキ
デザートのチョコレートケーキは、小麦粉を使わないためか、しっとりとした食感です。一方、フランスでは珍しいチーズケーキも、見た目より軽い口当たり。どちらも甘さ抑えめで、昼でなければ、ワインと一緒に頂きたいところでした。木枯らしの吹く日はティムさんのおいしいワインと料理が恋しくなりそうです。

オーナーのティム氏はスコットランド人
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| カテゴリ | ビストロ&ワインバー |
| 店名 | Juveniles |
| 住所 | 47, rue de Richuelieu 75001 Paris |
| TEL | 01 42 97 46 49 |
| 営業時間 | 12:00 - 25:00 月18:30 - 25:00(ラストオーダー 23:00) |
| 最寄り駅 | Pyramides ⑦⑭ |









