
噂のレストランを訪れる、"Coucouグルメ調査隊"♪
「宇宙から来た料理人」?! 五感を刺激する、驚きのガストロノミー
(写真:愛らしいエスカルゴのプチ・コロッケ)
グルメ通の友人や、在仏歴の長い知人の日本人マダムより「パリ近郊で近年の一番お気に入りのレストラン」と薦められた「Les Magnolias」。各誌の料理評では「五感で味わう料理」、「宇宙から来た料理人」などと書かれている!……胸ワクワクと、さて突撃だ。
パリから高速地下鉄(RER)E線で約20分。最寄り駅から歩いて約5分で到着。中に入るとジャンさんが満面の笑みで迎えてくれた。早速テーブルに着いて、まずはメニューを拝見。ここで第1サプライズ。「あなたは絵本作家ですか?」と聞きたくなるほどの、詩的な楽しいネーミングの料理がズラリ。「深く考えずに出てくるものに驚けばよいのだ」との知人の言葉を思い出し、料理、ワイン共に全てお任せでお願いした。

シェフ、ジャン・ショウヴェルさん
運ばれた白ワインは香り高く、口に含んだ瞬間目が覚めるような至福のワイン。続いてアミューズ・ブーシュ。口の中に入れると細切れの野菜たちがパチパチと弾け出す、炭酸粉のトリックだ。発想はジャンさんが幼少の頃によく食べた「パチパチ・アメ」。彼の料理は実体験から発案されたものが多いのだそう。
数種類出された前菜は、噂通りサプライズの連続。趣向豊かなスープ類は、理科の実験に出てきそうな吸口付きの瓶や小さな牛乳瓶などで小出しに出され、「これどうやって頂くの?」と首を傾げるものばかり。可笑しかったのが、お客さんが真面目な顔で小さな牛乳瓶を無心にシェイクする姿!
皿料理では、エスカルゴの殻をかぶった「プチ・コロッケ」に胸キュン。まるで幼稚園児が仲良く行進しているかのような愛らしい皿に、ソースの入ったジョウロが登場。エスカルゴの殻の内側に塗り付けられているタルタル・ソースがとても美味。味的にレベルが高かったのは銀の小箱に入った「イワシ」。淡白な食材でありながら、パンチと深みのある味わいで、シェフの定評をうかがえるお薦めのひと品。

前菜、銀のイワシの小箱
メインには子羊を頂くが、なんとも質の高いお肉に上品な味加減!まるで京会席料理を思わせる盛り付けで、付け合せの野菜たちとのバランスがお見事。

鮮やかな色、デザインの子羊のひと皿
デザートもまたまた遊び心のオンパレード!フランスのサイコロ・ゲームから発想を得たキューブ型の菓子や綿菓子などが登場……もうお祭気分だ。
お薦めは「ユズ風味のクレモンティーヌと柑橘類のソルベ」。温かく甘みの強いクレモンティーヌとさっぱりとした冷たいソルベとユズの香りの見事なマリアージュ。また、料理のテーマに合わせてジャンさんの友人が作製した、斬新で芸術的な器も大変素晴らしい のでお楽しみに。

絶品だった、ユズ風味の蒸されたクレモンティーヌと柑橘類のソルベ
「私の料理はテーブルのスペクタクルです」と熱く語るジャン・ショウヴェルさんは38歳。1998年にパリ郊外に店を構えて数年後、ミシュラン1ツ星を獲得。昨年のゴーミヨでは20満点中17点を得る。客足が増えるにつれて、どんどん料理人も増員され、「場所が狭くなってきた」と漏らすジャンさん。パリ進出の噂もあり、「パリに来たら、確実に値段が上がるだろう」との知人の予想。行くなら今?! 驚きの美食スペクタクルを、是非お試しあれ!

「サーモン・フュメ」も人気のひと皿

左)白に紺のコントラストが美しい外観
右)シックで美しい内装
|
|
||||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||||
| カテゴリ | 現代フランス料理 |
| 店名 | Les Magnolias - JEAN CHAUVEL |
| 住所 | 48, Av de Bry 94170 Perreux-sur-Marne |
| TEL | 01 48 72 47 43 |
| 営業時間 | 月~金12:00~14:30 / 19:30~22:30 |
| 定休日 | 土昼・日・月・祝日(年始は1月10日より営業) |
| 最寄り駅 | RER : E線Nogent-le-Perreux (St Lazare駅もしくは北駅よりRER E線で約20分、Nogent-le-Perreux駅より徒歩約5分) |
| WEB | www.lesmagnolias.com |









