FacebookツイッターRSS feed
ロンドンのゲストハウス
jeu 29 septembre 2016

シャルトル

シャルトル奇跡と幻想、癒しの町

せっかくパリに住んでいても出不精の人が多い。でも、一歩足を伸ばしてみれば、パリでは味わえないフランスに触れ、充足感が味わえる。たまにはフラッと、お気軽小旅行!パリ・モンパルナス駅から電車で約1時間、ノートルダム大聖堂で有名な町、シャルトルを紹介!

シャルトルの街並み
シャルトルの町並み ©Office de Tourisme de Chartres-Guillermo OSORIO

宗教建築の傑作大聖堂

シャルトル・ノートルダム大聖堂
シャルトル・ノートルダム
大聖堂 ©Office de Tourisme
de Chartres-Patrick
COINTEPOIX
着いてすぐ、やっぱり最初に向かいたくなるのは電車の窓からもその姿を覗くことが出来るシャルトル・ノートルダム大聖堂。シャルトル駅から歩いて10分程の場所に立つこの大聖堂は、フランス国内の大聖堂の中でも宗教建築の最高傑作と言われ、1979年にはユネスコの世界文化遺産にも登録されている。

現存する大聖堂は12世紀に建設されたものだが、1194年の大火事で西側の前方部分が燃焼。その直後に再建が開始され、1220年に完成した。そのため2つある塔は、正面向かって左側がゴシック様式、右側がロマネスク様式という珍しい形となった。

ステンドグラス
大聖堂内を彩る
ステンドグラス
©Office de Tourisme de
Chartres / Chartres
Convention & Visitors Bureau
外観もさることながら、この大聖堂の一番の魅力は堂内に飾られる176枚、総面積2700㎡を超えるステンドグラスだ。圧巻。ひんやり、ほんのり暗く厳かな静けさの漂う堂内で、外光によって鮮やかに彩られた眩いほどの画の数々。そのほとんどは中世時代に作られ、それ以降に作られるステンドグラスでは出すことの出来ない深い色使いによって独特の美しさと力強さを生み出している。もともとステンドグラスは文字の読めない人へ聖書を伝える目的を持っていた。ここのステンドグラスは新約聖書の物語に則って描かれている。一点一点をより味わいたいなら、オペラガラスを忘れずに!また、この機会にステンドグラスに興味を持ったなら、大聖堂から約50mの場所にあるステンドグラスセンターにも立ち寄ってみよう。
旧市街
旧市街
大聖堂の奥へ足を進めると、これまた中世時代に作られた彫刻たちが姿を現す。こちらは旧約聖書の物語を表している。

世界中の人々がシャルトル大聖堂へ訪れるのは、建築的・美術的価値だけでも、古くから司教座がおかれていたためだけでもない。伝承によると、聖母マリアの聖衣がここに所蔵されているのだ。堂内の聖衣が飾られている場所で、長時間祈りを捧げる人も少なくない。

町に癒され、イルミネーションに酔いしれる

この17k㎡弱の小さな町は大聖堂以外にも美しい魅力にあふれている。大聖堂の裏手に回ると見晴台があり、町が見渡せる。その眺めに誘われるままに旧市街へ足を運ぶと、映画の中のような中世時代の町並みが現れ、そのまま気ままにぶらりお散歩。古い建物、窓や外套、川の水辺、のんびり行き交う地元の人たちや動物たちまで、町全体が心の洗浄器(柔軟材付)であるかのように優しく癒され、美しさに満たされる。

名物パテ・ド・シャルトル
名物パテ・ド・シャルトル
大聖堂に町歩きに胸いっぱい!となっても、お腹が満たされなきゃ旅の愉しみは不十分。そんな人は、レストラン「Le Georges」で、名物「パテ・ド・シャルトル」を味わおう。スキッと冷やされた白ワインと共に頂くパテは、濃厚かつ複雑な味わいで、体の中までとろけるよう。ここはワインリストも充実しているので、ワイン好きの人には特にお薦めのレストランだ。

この時期、シャルトルの夜は昼間とは別の顔を見せる。9月の22日まで毎夜、大聖堂を始め町のいたるところがライトアップされるChartres en lumièresだ。シャルトルに訪れたなら、このイルミネーションを見なければもったいない。ぜひもう一度、昼間とは違った世界に包まれた町に繰り出そう。美しい建築物に映し出された芸術とも言える幻想的な光の数々。まるで人間世界とは別の、夏の夜の夢の世界へ迷い込んだかのようだ。

ライトアップ
左)夏の夜のChartres en lumières 右)ライトアップされる彫刻
©François DELAUNEY-XRScéngraphie

ピカシェットの家
ピカシェットの家
いくつもの災害、戦火、そして革命を経ながら、聖衣、ステンドグラス、建築物を現在まで残す、奇跡とも言えるこの地に、もうひとつの奇跡が存在する。町の中心から30分程歩いた場所にあるピカシェットの家だ。ここはシャルトル生まれの故レイモン・イジドール氏の自宅。彼は30年以上かけて自身の家をコツコツと、捨てられた皿やビンなど、いわゆるガラクタの破片を用いてデコレートした。その一点一点に彼の情熱と愛があふれ、小さな敷地はそれ自体が夢の宝箱のよう。熱心なキリスト教徒でもあった彼は、敷地内にキリスト教をモチーフにした作品やイジドール版シャルトル大聖堂も残しており、本家大聖堂を鑑賞した人ならよりいっそう楽しめる。

ときに信仰はたぐいまれな芸術を生む。そして、そんな芸術と共に、豪奢ではないが豊かな生活を送るシャルトルの人々。神への畏怖と土地への愛情。作る人とそれを守る人が共に持つ思い。シャルトルの町の持つ優しい空気、美しさのタネはそのあたりにあるのかもしれない。

アクセス
電車で パリ・モンパルナスからシャルトル駅まで約1時間。
観光局
シャルトル観光局
Office de Tourisme de Chartres

Place de la Cathedrale B.P. 50289, 28005 CHARTRES Cedex
TEL:02 37 18 26 26
www.chartres-tourisme.com
ステンドグラスセンター
Centre international du vitrail

5, rue du Cardinal Pie 28000 Chartres
TEL:02 37 21 65 72
月~金9:30-12:30, 13:30-18:00 土・日10:00-12:30, 14:30-18:00
www.centre-vitrail.org
ル・ジョルジュ
Le Georges

22, Place Des Epars, 28005 Chartres
ホテルLe Grand Monarque内
TEL:02 37 18 15 15
12:00-14:00, 19:00-22:00 月、日夜休   
www.bw-grand-monarque.com
ピカシエットの家
Maison Picasstette

22, rue du Repos 28000 Chartres
TEL:02 37 34 10 78
10:00-12:00, 14:00-18:00 火、日午前、12月~3月休
 

  • Check


*本文および情報欄の情報は、掲載当時の情報です。

バナー
バナー おすすめフランス語学校 バナー サロン&クリニック・ガイド バナー ヘアサロン・ガイド パリのお弁当やさん フランスのラーメン、中華麺、うどん、そば - イギリス・フランス・ベルギー・ドイツの麺もの大特集!