集団的自衛権の行使容認に向けての動き
There is a Catch-22 here
状況はまさに堂々巡り
「フィナンシャル・タイムズ」紙 5月26日
安倍首相がより大きな自治権を得るための手段として集団的自衛権について論じたところで、人口の半分以上を占める反対派は、日本を米国の従順な下僕のような存在にするための措置だと捉える。この問題をめぐる状況はまさに堂々巡りだ。多くの日本人は、指導者たちが米国への軍事協力を拒否できないと思うから武力の使用に関する制限をなくすことに反対する。そうした不信感は、日本が安全保障の面で米国に依存しているから生まれる。日本が武力を制限しているからこそ、米国に安全保障を依存せざるを得ないのだ。
Mr Abe's proposals would be unexceptional
安倍首相の構想は例外的なものではない
「エコノミスト」誌 5月17日
戦犯を追悼する神社を無分別にも参拝したことなどを鑑みると、安倍首相が日本の長きにわたる平和主義に手を加えようとしている姿を見て、近隣諸国が疑心を深めるのも無理はない。だが、集団的自衛権の行使の容認に向けた動きは正しい。精力的な外交が伴いさえすれば、アジア地域の安全を脅かすどころか、より高めることになるだろう。安倍首相の構想は、他国であれば例外的な扱いとはならないはずだ。軍事主義復活への第一歩を踏み出したと見なされないよう、首相はアジア地域にきちんと説明するべきである。
ほかにもこんな日本報道が…
安倍首相がフォローする3人
「ガーディアン」紙 5月21日
安倍首相がツイッターでフォローしているのは、インドのモディ首相、「ずけずけ言う」昭恵夫人、「スキャンダルに染まった」猪瀬元都知事の3人であると伝える。
「ハムケツ」ブームを紹介
BBC Online News 5月22日
ハムスターのお尻を写した写真集が日本で4万部以上売れたと紹介。通称「ハムケツ」は、可愛いものを好む現代の日本文化の象徴であると解説した。また可愛いものを愛する感覚は、ミニマリズムや自然といった日本の芸術における伝統的な価値観に匹敵するとも述べている。
近畿大が英語表記を変更
「デーリー・メール」紙 5月23日
近畿大学が、英語で「性的な倒錯」という意味を持つ単語を彷彿とさせる「Kinki」から「Kindai」へ英名を変更することを決めたと報じる。
「山の日」に日本人は休むのか
「デーリー・テレグラフ」紙 5月26日
日本が「山の日」を新たな祝日として定めたと紹介。日本の祝日は主要国首脳会議(G8)参加国の中で最多である一方、勤勉な日本人は公休日以外に休みを取ることが非常に少ないとも。
AKB48が刃物で襲われる
「インディペンデント」紙 5月26日
AKB48のメンバーが刃物を持った男に襲われた事件を報じる。