衆院解散・総選挙実施を発表した安倍首相
Japan is indeed back-in recession
日本は確かに不景気を取り戻した
The Economist
11月22日付の「エコノミスト」誌は、同18日に安倍首相が発表した衆院の解散と12月の総選挙実施についての解説記事を掲載した。
同記事は、安倍政権の「重力に逆らうかのような」人気が凋落した現在、国防政策や原子力発電所の再稼働の是非をめぐる議論が本格化する前に総選挙を実施することで、4年の任期を確保したいという政治的打算があることは「明確である」と述べている。
さらには、首相が就任時に「日本を取り戻す」と発言したことに触れた上で、「日本は確かに不景気を取り戻した」といった皮肉とともに、日本経済の停滞についても言及している。
ほかにもこんな日本報道が…
Japan’s sporting stars have major league form
日本人スポーツ選手たちはメジャー級
The Financial Times
「フィナンシャル・タイムズ」紙は11月23日、日本人スポーツ選手の世界進出の歴史を振り返る記事を掲載した。
同記事では、1934年に大リーグ入りを勧められた沢村栄治選手が「米国は嫌い」との理由を挙げてその話を断ったという逸話を紹介。それから80年が経過し、テニスのATPツアー・ファイナルに出場した錦織圭選手が日本での人気ぶりについて問われた際に、現在はフロリダに住んでいるのでよく分からない、という対照的な回答をしたと伝えている。
Japanese prepare for the afterlife by testing out coffins
日本人は棺桶を「お試し」する
The Independent
「インディペンデント」紙が11月26日、自身の葬式の段取りなどを整える「終活」がブームであると報じた。
同紙は「西洋人が新しい服を試着したり、最新の機器を試したりしている間に、日本人は自分が死後に入る棺の確認をする」と紹介。日本では高齢者の間で、葬式の準備がブームになっていると伝えた。また深刻な高齢化社会である日本では、葬式で使用する写真の撮影などを含む「終活ツアー」が「信じられないほど人気」であると述べている。
Top tips to joyfully declutter your home
楽しく片付けする方法を伝授
The Guardian
11月27日付の「ガーディアン」紙は、「片付けコンサルタント」として活動する近藤麻理恵氏を取り上げたAP通信の配信記事を掲載した。
同紙は、近藤氏の著書である「人生がときめく片づけの魔法」が日本ではドラマ化され、その英訳版は世界的なベストセラーにもなっていると紹介。「ときめき」を基準として残すものを選び出し、ほかのものは即座かつ大胆に処分するという独特の整理整頓術の詳細について説明している。
Botchan are prevalent in Japanese politics
日本の政治には坊ちゃんがいっぱい
The Economist
11月29日付の「エコノミスト」誌は、日本で世襲議員が増加しているとの現状を報じる記事を掲載した。
同記事は「日本の政治には坊ちゃんがたくさんいる」と述べた上で、自民党に所属する国会議員の5分の2以上が世襲議員であると説明。世襲議員の場合は、後援会が既に存在していることや、選挙で名前を即座に覚えてもらえること、また選挙に敗れた場合でも家族の紹介などを通じて地元で職を見つけやすいなどの利点があると伝えている。
The girlishly handsome Takeru Satoh
佐藤健は「女の子のような顔をした美青年」
The Times
11月28日付の「タイムズ」紙は、同日に英国で公開された日本映画「るろうに剣心 京都大火編」の批評記事を掲載した。
5ツ星を最高点とする採点で星3つ。主演の佐藤健を「女の子のような顔をした美青年」と紹介している。