日本政府の謝罪
One step forward, one step backward
一歩進んで、一歩下がる
BBC電子版 8月14日
BBCの電子版は、終戦記念日を翌日に控えた14日、先の大戦についての日本政府の謝罪について取り上げた。
同記事は、帝国主義時代の行為について、日本の指導者は「数えきれないほど謝罪してきた」にも関わらず、「日本は全く悔恨の意を示していない」というのが世界各地における一般的な認識となっていると伝えている。
この現状には複数の理由があるという。同記事は、中でも一部の日本人政治家が靖国神社を参拝したり、戦時中の行いを否定したりしてきたことに注目し、インターネット全盛の時代に必須の「メッセージの統制」が取れていないと指摘。その結果、日本の謝罪は「一歩進んで、一歩下がる」という状態に陥っているように見えると述べている。
A misplaced panic
間違ったパニック
「エコノミスト」誌 8月1日
1日付の「エコノミスト」誌は、日本において未成年犯罪に関する「間違ったパニック」が起きていると伝えた。
同記事は「恐るべきことに警察は田んぼに許可なく入っただけで未成年を逮捕するなど全力を尽くしているにもかかわらず、未成年犯罪の件数は減少している」と説明。しかし「メディアに煽り立てられた結果、多くの日本人は未成年犯罪がかつてないほどまでに増加していると思い込んでいる」と伝えている。
Japanese men embrace inner cheapskate
日本人男性が節約志向に
「フィナンシャル・タイムズ」紙電子版 8月9日
「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は9日、主に主婦が買い物をする場所と見なされてきた100円ショップが、近年では日本人男性にも利用されるようになってきたと伝えた。
同記事は、日本経済が回復の兆しを見せているにも関わらず、日本人男性が節約志向であると説明。昔は100円ショップに入店する際に一種の恥じらいを感じる向きもあったが、そうした遠慮は近年では見かけないとする関係者の声を紹介している。
Japan split over restart of first nuclear reactor
原発再稼働で賛否分かれる
「ガーディアン」紙電子版 8月9日
「ガーディアン」紙の電子版は9日、鹿児島県の川内原発1号機を再稼働させる作業を開始すると発表されたことを受けて、この決定についての賛否が日本国内で分かれていると伝えた。
同記事は、川内原発の再稼働は、原発なくしては日本経済が停滞すると主張する安倍首相にとって「勝利」であると説明。一方、原発再稼働への反対を示す多くの有権者の間では本決定に対して懐疑的な見方が広がっていると述べた。
China’s demonization of Japan is risky
中国が日本を悪者扱いするのは危険
「エコノミスト」誌 8月15日
15日付の「エコノミスト」誌は、対日関係を中心とする中国の歴史観に疑問を呈する記事を掲載した。
同記事は、現在の日本が侵略主義的であるとの見方は「馬鹿げている」と否定した上で、「中国が日本を悪者扱いするのは不当であるだけでなく、危険でさえある」と主張。その理由として「政府が国粋主義的な敵意を煽った揚げ句、その敵意を抑えることができないということがときにあるから」と述べている。
You couldn't help but raise a wry smile
苦笑を禁じ得ない
「デーリー・メール」紙電子版 8月15日
「デーリー・メール」紙の電子版は15日、イングランド・サッカーのプレミア・リーグにおける対ウェストハム戦で、レスターの岡崎慎司選手が決めた移籍後初ゴールに注目。同ゴールをアシストしたのが、日本人に対する差別発言が前週に発覚したばかりのバーディー選手であったことから、「苦笑を禁じ得ない」と述べている。