北朝鮮のミサイル発射問題
Shooting over Japan's head
日本の頭上に発射
「エコノミスト」誌 8月31日
「エコノミスト」誌は8月31日、同29日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを受け、北朝鮮の挑発が日本の民間防衛体制に疑問を提起し、平和憲法改正の是非をめぐる議論を過熱させているとする記事を掲載した。
同記事は、日本で国民保護法が成立したのはわずか2004年のことであり、J アラートは一部地域ではうまく作動しなかったと指摘した。
また、日本は現在、二段構えのミサイル防衛体制を取っているが、それで十分なのか、疑問の声が高まっていると説明。費用の面から日本政府が三段構えにするとは考えにくいとしつつ、例えばF35戦闘機を購入するといった手段で状況を改善しようとしていると述べた。そして長年、日本は軍隊を有するべきだと考えている安倍首相は、今回のミサイル発射への抗議の声により、自分の仕事が容易になるよう望んでいるに違いないと推測する一方で、それでも国民の大きな反対を克服せねばならないだろうとした。
This Japanese robot can host low-cost Buddhist funerals
この日本のロボットは、低価格の葬式を執り行うことができる
「デーリー・テレグラフ」紙 8月24日
「デーリー・テレグラフ」紙(電子版)は8月24日、ソフトバンクの家庭用ロボット「ペッパー」が葬式を執り行う僧侶の役割を果たすようになったと報じた。
記事は、プラスチック加工メーカーのニッセイエコが、ペッパーに読経や木魚を叩く訓練を施したと説明。また、同社が僧侶の手配費用を軽減する代替手段としてこのロボットを5万円程度で貸し出したいと考えているとする「ジャパン・タイムズ」紙の報道を伝えた。
Japan can show us how to grow old gracefully
日本は我々に良い歳の取り方を示してくれる
「タイムズ」紙 は8月30日
「タイムズ」紙のアリス・トムソン記者は8月30日、日本は英国に良い歳の取り方を提示してくれる国だとし、日本の社会福祉政策を紹介する記事を同紙電子版に掲載した。
同記者は、日本では40歳以上の誰もが介護保険料を支払い、利用者は1割を負担しなければならないがそれを受け入れていると説明。また、日本滞在時には、工事現場やコーヒー・ショップで働く高齢者の数の多さに驚いたが、彼らは自分が役に立つと感じることの重要性を知っているとした。
Finance minister forced to retract comment after criticism that he appeared to be defending Hitler’s motives
ヒトラーの動機を擁護しているように見えるとの批判で財務相が発言撤回
「ガーディアン」紙 8月30日
「ガーディアン」紙(電子版)は8月30日、麻生副総理・財務相がナチス・ドイツのヒトラーは「たとえ動機が正しくても駄目だ」と発言し、批判を受けた後に撤回した件を報じた。
記事は、麻生氏が2013年にも憲法改正に絡めて「(ナチスの)手口を学んだらどうか」と発言し、辞任騒動に発展したと解説。そのほか、美容外科医の高須克弥氏や日銀の原田泰審議委員など、ヒトラーやナチス関連の発言を行った著名人について言及した。
British schoolgirl named first non-Japanese winner of haiku contest
英国の女子生徒が俳句コンテストで日本人以外では初の大賞
「ガーディアン」紙 9月1日
「ガーディアン」紙(電子版)は1日、グロスターシャー在住の14歳の少女が日本の飲料メーカー伊藤園が主催する俳句コンテストの英語部門で大賞を獲得したと報じた。
学校で日本語を学ぶグレイシー・スターキーさんは、第28回お~いお茶新俳句大賞の英語俳句の部で大賞を受賞した。詩人によるワークショップを受けた後、友人と散歩しているときに刈りたての芝生が靴に絡みついたのを見て句が思い浮かんだという。
Princess Mako of Japan will leave royal family to marry university boyfriend
眞子さまが大学時代の友人と結婚するため皇籍離脱
「デーリー・テレグラフ」 9月3日
「デーリー・テレグラフ」紙(電子版) は3日、秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまの婚約内定について報じた。同記事は、眞子さまが大学時代の同級生と結婚するために皇籍を離脱することになったと説明。日本では女性が皇位に就くことが認められておらず、眞子さまは、一般人である小室圭さんと結婚した後は皇籍を失うことになるとした。