東京都が「カスハラ」を厳しく取り締まり - 客による店員への暴言が増加
Tokyo cracks down on ‘kasuhara’ amid rise in customers abusing staff
「ガーディアン」紙(電子版)は8日、東京都が近年増加する顧客によるハラスメント、「カスハラ」に対応するため、日本初のサービス業従業員保護のための条例を導入したと報じた。この条例は罰則は設けていないものの、問題に対する社会的な意識を高め、従業員に対する不当な要求や暴言を抑止する効果が期待されていると伝えた。また調査では、日本のサービス業従業員の約半数が過剰な要求や暴言、さらには暴力にまで発展する顧客の行動に悩まされていることが明らかになっていると述べた。
同紙はまた、具体例として、東京のスーパーで副店長が購入から2週間経った豆腐に対しクレームを受け、顧客から土下座を要求された事件や、区役所の職員が住民から「死ね」と言われた事例を紹介。このような事例が全国的に広がりを見せており、厚生労働省も公共交通機関や飲食店、コール・センターなど、さまざまな業種で対策を強化する方向に進んでいると伝えた。
さらに記事は、顧客を「神」として扱う日本の伝統的なサービス文化が、このようなカスハラの背景にあると指摘し、消費者が従業員に対して過剰な期待や特権意識を抱くようになったと報じた。
Jeans Street: Japan’s denim Mecca is drawing in cowboys and hipsters alike
日本のデニムの聖地に - 海外から巡礼者
「インディペンデント」紙(電子版)は2日、岡山県の児島市が「デニムの聖地」と呼ばれ、年間10万人の観光客が訪れていると紹介。ある通りには40社余りのジーンズ製造業者や店舗が集まり、海外からのデニム・ファンを引き付けていると伝えた。
‘Editing it was like exposure therapy’: Shiori Ito, the reluctant face of Japan’s #MeToo movement
伊藤詩織氏が自身の体験をドキュメンタリーにして発表
「ガーディアン」紙(電子版)は4日、伊藤詩織氏による新作ドキュメンタリー「Black Box Diaries」を紹介。同氏が2015年にジャーナリストの山口敬之氏から性的暴行を受けたことを訴え、その告発が日本の#MeToo運動の象徴となったと述べた。
Japan's government admits
editing cabinet photo
日本政府、写真の編集を認める
BBC(電子版)は7日、新閣僚らの集合写真に修正が加えられていたことが分かり、政府がこれを認めたと報道。写真の中の石破首相と中谷防衛相のシャツがだらしなく見え、オリジナルの写真がSNS上で嘲笑されていたことも伝えた。
The world’s longest ever death-row inmate is finally free
世界最長の死刑囚がついに釈放
「インディペンデント」紙(電子版)は9日、死刑囚として記録的な年月を過ごしていた袴田巌氏が、検察側が無罪判決に対して控訴しないと表明したことで、ついに自由の身となったと報道。また、国から2億円の賠償金も支払われる予定だと伝えた。