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Fri, 29 March 2024
21 November 2013 vol.1399

チャールズ皇太子が65歳に

公式訪問中の南アジアで祝う

チャールズ皇太子
14日、スリランカのコロンボで、ラジャパクサ大統領(写真左端)から
誕生日ケーキを贈られたチャールズ皇太子(同中央)

南アジアを訪問中のチャールズ皇太子は14日、インド南部ケララ州にて65歳の誕生日を迎えた。「デーリー・テレグラフ」紙などが報じた。

ケララ州の高級リゾート地で朝を迎えた皇太子はこの日、同州の市街を訪問。沿道の人々が「ハッピー・バースデー」を歌ったり、関係者がケーキを贈呈するなどして皇太子の誕生日を祝った。その後、スリランカ最大の都市コロンボへと移動し、同国のラジャパクサ大統領と会談。翌日には、同地で開催される英連邦首脳会議に出席した。

チャールズ皇太子がエリザベス女王の代理として英連邦首脳会議に出席したのはこれが初めて。英王室は、87歳のエリザベス女王の公務負担を減らすため、長距離移動を余儀なくされる海外公務などを、チャールズ皇太子を始めとするほかの王室メンバーが代理で務める機会を今後増やしていくとの意向を示している。

1952年にエリザベス女王が王位に就いたことを受けて、チャールズ皇太子は3歳で王位継承者となった。継承者として過ごした時間は既に英国史上最長記録となる61年に達しており、その間にウィリアム王子やヘンリー王子の誕生、故ダイアナ元妃との離婚、カミラ夫人との再婚などを経験。また遺伝子組み換え作物や代替医療、現代建築などといった、その是非をめぐって世論を二分する社会的な問題に対して自身の見解を積極的に表明するなどして、「王室による政治的介入」との批判を受けたこともあった。

チャールズ皇太子の名言・迷言

参考: The Daily Telegraphほか

● 「愛し合う」という言葉がどんな意味であったとしてもね。
(1981年に故ダイアナ元妃と婚約発表直後に取材記者から「愛し合っていますか」と聞かれて。ダイアナ妃は即座に「もちろんです」と答えた)

● 驚くべき成功をもたらしたとはいうものの、現代医学の全体像はピサの斜塔のように見える。微妙にバランスを欠いているのだ。
(1982年に英国医師会で演説を行った際の発言)

● 上品で大変人気のある友人の顔にできた、どでかい吹き出物みたいだ。
(1984年、ロンドン中心部にあるナショナル・ポートレート・ギャラリーの拡張工事建設案について)

● なぜ政治家を始めとする人々が、自分たちのみが良識というものを独占していると考えるのか理解できない。
(1994年に記者からの質問に答えて)

● 私は生涯を通じて、他人にあれしろこれしろと言われ続けている。もううんざりだ。
(1998年、カミラ夫人との結婚前に、同夫人との関係を記者に問われた際に)

● いまいましい奴らめ。
(2005年にスイスでのスキー・リゾートでの記者会見で。BBCの記者がカミラ夫人との再婚について質問した後で、小声でささやいた音声をマイクが拾った)

 
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