BBCの人気自動車番組「トップ・ギア」の司会者、ジェレミー・クラークソン氏が同番組の収録の際に差別用語を使用したと「デーリー・ミラー」紙に報じられた問題で、クラークソン氏が1日、「許しを請う」と語ったビデオ・メッセージをインターネット上で公開した。BBC始め各紙が報じた。
「デーリー・ミラー」紙は、クラークソン氏が数年前に行われた同番組の収録の際、2台の車を指さしながら「イーニー・ミーニー・マイニー・モー」(日本の「どちらにしようかな」などの数え歌に相当)と歌った後に、現在は差別用語として認識されている単語をつぶやいているように聞こえる映像を公開。同紙によると、実際に放映された際にはその用語を使用していない映像が使用された。
クラークソン氏は当初、「(差別用語は)使用していない」と自身のツイッター上で反論していたが、その後、「(映像を観て)その用語を使ったかのように聞こえたときには恐怖を覚えた」とするビデオ・メッセージを公開。自らの力の及ぶ限りあらゆる手段を使ってその映像が放映されないように努めたが、努力が足りなかったことに対し「許しを請う」と語った。
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