ロンドン地下鉄や地上線などで「カード・クラッシュ」と呼ばれる現象が発生し、利用者が過剰課金される恐れがあることが分かった。「イブニング・スタンダード」紙が報じた。
ロンドン地下鉄やナショナル・レールでは、9月16日よりコンタクトレス決済機能を持った各種カードでの支払いの受け付けを開始。オイスター・カードと同様に、デビット・カードやクレジット・カードを改札の専用機械に接触させることで運賃の支払いができるようになる。
ところが、オイスター・カードを財布に入れたまま改札を通り過ぎる場合、専用機械が同じく財布に入れられた各種カードを読み取ってしまう場合があることが判明。試験運用中の現段階で、1日につき2000人がこの「カード・クラッシュ」を経験しているという。
オイスター・カードを利用した場合、使用回数に関わらず1日の上限額が10.60ポンドに設定されているが、異なるカードでこの制限を共有することができないため、利用者は過剰課金される恐れがある。
< 前 | 次 > |
---|