社会風刺的なグラフィティ・アートで知られる覆面アーティスト、バンクシー。本人のプロフィールはこれまでにも取りざたされ、2008年にはブリストル在住のロビン・カニンガムという人物ではないかとも報じられたが、身元は依然謎のままだ。だが、このほど「バンクシーは個人ではなくて集団ではないか」とするジャーナリストが現れた。「メトロ」紙が伝えた。
ジャーナリストのクレイグ・ウィリアムズ氏いわく、バンクシーは集団で、しかも、そのメンバーの一人は、ブリストル出身の音楽ユニット、マッシブ・アタックの3Dことロバート・デル・ナジャ。ウィリアムズ氏の5カ月にわたる調査によると、バンクシーの作品がマッシブ・アタックのコンサートがある地域に出現するという現象が過去6回にわたり起きているのが理由だそう。
さらに、長年にわたり世界各地でステンシル作品を制作するのも、個人ではなくグループだったら可能だとしている。
3日にマッシブ・アタックは故郷ブリストルでコンサートを行う予定。新しいバンクシーの作品もこの街のどこかに現れるはずと、ウィリアムズ氏はにらんでいるのだとか。
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