ビニール袋が土に還るのに約1000年かかる一方で、年間1200万トンものプラスチック製品が海に漂うと言われている昨今、「ザ・クリーン・キロ」の創設者の一人、バーミンガム出身のトム・ペルさんは、プラスチック汚染の現状を伝えるドキュメンタリー「ア・プラスチック・オーシャン」を見て、店の構想を思いついたという。
同スーパーでは、近郊の農場で採れた新鮮な野菜や果物、シリアル、ドライ・フルーツなどの食材のほか、環境に優しいクリーニング用品も扱っている。利用客はこれらの商品を、持参した空のボトルやタッパーなどに入れて購入するそう。この新たな試みは、環境に配慮したくても、パッケージ済みのものを購入するほかなかった消費者たちのハートをがっちりと掴んだようで、初日は数百を越える客が訪れ、大変盛況したようだ。
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