約40万~4万年前に存在したネアンデルタール人はホモ・サピエンスに最も近く、人類がアフリカで進化している間に、欧州とアジアの一部で暮らしていた。調査によると、ネアンデルタール人の特徴がある人は、①鼻が長く、②新型コロナウイルスに感染しやすいものの、③細菌や寄生虫が原因の感染症には強く、④美しく豊かな髪を持ち、⑤角化症と呼ばれる皮膚病を発症しやすい。そして、⑥タバコ中毒のリスクが高いのだという。そして同紙では取って付けたように、⑦賢い、と述べている。
かつてネアンデルタール人は原始的で、愚かで、残忍な存在であるといわれていたものの、後年の研究でそのDNAが現代の欧米人に受け継がれていることが判明したことから、科学者の間でネアンデルタール人に対する認識が大きく変化したのだそう。そのネアンデルタール人の遺伝子の一つであるマイクロセファリンがホモ・サピエンスの巨大な脳に寄与したと考えられている。
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