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Tue, 03 December 2024

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編集後記 5 Jul 2012 vol.1359

5 July 2012 vol.1359

籠

私の自宅から程近いロンドン南東部グリニッジの様相が大きく変貌を遂げつつあります。この街にそれほどなじみがない方の間では「グリニッジ」と聞けば「ああ、子午線があるところね」といった反応が一般的ではないでしょうか。でもそのイメージって、旧王立天文台周辺のごく限られた区域だけのもの。地元民たちは、「異臭を放つ工場跡だらけの失業率の高い街」だと思っています。ところが、です。今や見渡せば新築ビルまたは工事中のビルばかり。近辺で金脈でも見つかったんじゃないかと疑うほどの賑わいぶりです。これもロンドン五輪効果かな。それとも景気が上向きつつあるということなのかな。(籠)

月

サッカー欧州選手権決勝では、スペインが圧倒的な強さで優勝しましたね。我がフラットでは同居人2人がスペイン人のため、連日もう大騒ぎでした。うち1人はレストランのシェフで、母国の試合の前にはシフト調整、無理なら強行突破で休みを取るという熱心さ。よく自分の人生そこまでサッカーに捧げられるものだとあきれたら、相手からよく自分の人生そこまで観劇に捧げられるものだと言い返されました。確かに、観たい舞台のためなら雪降る中スキーウェア着込んで5〜6時間待つことも厭わない私。サッカー観戦で仕事を休む人と、舞台観劇で雪に埋もれて5時間待つ人、世間的にはどちらがよりヘン?(月)

徒

週末に家で、英国の夏の定番カクテル「ピムス」を作りました。テレビでウィンブルドンの試合を観ながらピムスを飲むという、地味に英国かぶれなイベントです。レモネードとピムスを3:1の割合にし、キュウリ、ミント、そしてたまたま残っていたブドウを投入したのですが、この日はかなり肌寒かったため、一気に鳥肌が立ち、冬のモードに。しかも、キュウリには利尿作用があるようで、友人とともに自宅に居ながらにして、まさかの「トイレの順番待ち」をすることになり、外でピムスは飲まない方がいいね、という結論に落ち着きました。特に、気温18度以下の状況下でのピムスは全くお勧め致しません。(徒)

綿

先週、巷の話題を盛り上げたのはサッカーの欧州選手権でした。私にとってのMVPは、イタリア代表の悪童バロテッリ選手。昨季はイングランドのプレミア・リーグでも試合中の危険行為だのチームメートとの軋あつれき轢だのと話題を振りまいてくれた彼は、本大会においても、準決勝のドイツ戦でゴール決めた後にユニフォームを脱いで警告を受けるというヘマをかましてくれました。そのときに気付いたのですが、彼、背中にキネシオ・テープ(日本の研究者が開発したテーピング製品)を貼っているんですね。いや、別に何を背中に貼ろうともちろん彼の勝手なのですが、とても意外に思いました。それだけです。(嘩)

 

参照:「サン」紙、「デーリー・メール」紙ほか

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