「タイムズ」紙の電子版は18日、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」の英訳版が発売されたことを受けて、作者である村上春樹氏についての「初心者ガイド」を掲載した。
同記事は、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」英訳版の発売日にロンドンの大型書店であるフォイルズの店舗前に長蛇の列ができたり、また現代美術館のテート・モダンの煙突部分に本の表紙の映像が投射されたりしたと伝えた上で、巷のディナー・パーティーでは「『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読んだ?」と質問することが流行していると述べている。
さらに村上春樹氏を知らない読者に向けて、世界的ベストセラーとなった「ハリー・ポッター」シリーズの作者を引き合いに出し、村上氏を「日本のJ・K・ローリングだ」と伝える出版業者の見解を紹介している。
Wed, 16 October 2024