「ガーディアン」紙の電子版は10日、「ろくでなし子」とのペンネームで活動する漫画家の五十嵐恵被告が女性器の3Dデータを配布したことについて有罪との判断を東京地裁が示したことを「道理にかなっていない」とする美術評論家のジョナサン・ジョーンズ氏の見解を示した記事を掲載した。
ジョーンズ氏は「日本美術を見たことがあるすべての西洋人にとっては驚くような判決」と表現。また性に関しては罪の意識を背負うキリスト教の伝統の影響を受けてきた西洋人たちは、日本の春画に描かれた「楽しげなエロティシズム」を喜びを持って受け止めていると伝えている。
また2014年に施行された児童ポルノ禁止法はマンガやアニメを対象外としていることにも言及。「未成年のポルノを描いたマンガは問題がないのに、自身の女性器をスキャンするよう奨励するのは違法となるのはなぜだ」と疑問を呈している。
Thu, 05 December 2024