
パリ東西南北、頑張っているレストランを見つけます!
親しみやすいシェフの心遣いを感じるビストロ
Texte et photo par Miki Oliver
(写真:タタキ風タルタル、熱々のフリットと一緒に)
パリ市内で1番広く、緑の量が多い16区の閑静な住宅街。ここの住人に人気のビストロが、街路樹の茂る三差路に建っています。店内は、大きな窓ガラスからの外光が、ローズ・ウッド調のインテリアに影を落としていて、何だかほっと落ち着く雰囲気。

外光とローズウッドの配分がシック
席に着くと目に飛び込むのが、チョークで真っ白になるほどびっしりと書かれたワインリスト。グラスだけでも赤は10種、白も8種ほどあります。食事のメニューも幅広く、サラダからどっしり系まで勢ぞろい。

メロンの甘さとスパイスの配分が絶妙のスープ
前菜に選んだメロンの冷製スープは、メロンの甘みとスパイスの配分が抜群で、ウリ系特有の青臭さがうまく消されています。また、程良い塩加減が天然の甘さを引き出していて、一口ごとに南欧の太陽を頂いているような味わいが、後味に果実味が薄ら残る白ワイン、マコン・シャルドネーと美しくシンクロします。
メインにはタルタルステーキをチョイス。表面をタタキ風に火を通してある上、コリアンダーが利いた味付けで、生臭さを感じさせません。付け合わせのフリットも、シェフこだわりの一品。「口いっぱいにほお張っていた子供の頃の幸福感を味わって欲しくて」と、昔ながらの作り方を貫きます。シャルロット種のじゃがいもをたっぷりの油で2度揚げするそう。口の中で豊穣(ほうじょう)な大地から吸い上げた淡い甘さがふんわりと広がります。

シェフのおばあちゃんのレシピだというチョコレート・ムース
デザートには、チョコレート・ムースを、スパイシーなローヌの赤ワイン、クローツ・エルミタージュと共に頂きます。古城の屋根などに使われるアードワーズと呼ばれる青瓦をお皿にしてサーブされたムースは、甘さをギリギリまで削ることで、カカオの香りを殺さないようにしているとのこと。口に含むと香ばしさが広がり、うっとりとした気分にさせてくれます。

常連のような気分にしてくれる店内の小物
店、料理とも、テーマは「ノスタルジー」。昔風のカウンターや、アンティークのワインボトルが「昔から知っている」ような懐かしさを演出しています。秋晴れの日の散歩途中に立ち寄りたいアドレスです。

話し方がとても繊細なシェフのブルーノ氏
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| カテゴリ | フランス料理 |
| 店名 | La Garçonnière |
| 住所 | 98, rue Michel Ange 75016 Paris |
| TEL | 01 46 51 27 50 |
| 営業時間 | 8:00-23:00、 食事(12:00-15:00 / 19:00-23:00) |
| 定休日 | 無休 |
| 最寄り駅 | Exelmans ⑨、Porte de St-Cloud ⑨ |









