日経新聞によるFT買収
Let’s stop belittling Japan’s success
日本の成功を見くびるのはもうやめよう
「ガーディアン」紙電子版 7月24日
「ガーディアン」紙の電子版は7月24日、日本経済新聞社による「フィナンシャル・タイムズ(FT)」紙の買収が報じられたことを受けて、日本経済に詳しいイーモン・フィングルトン氏による「日本の成功を見くびるのはもうやめよう」と題した記事を掲載した。
同記事は冒頭で「FT紙は何十年にもわたり、日本経済について好意的な見解を示すことがあまりなかっただけに、日経に売却されるとは皮肉」と述べた。続いて「FTが日経を買うのではなく、なぜ日経がFTを買うことになったのか」との疑問を提示。その答えとして「日経がFTよりもずっと強固な企業だから」との見方を示した上で、「代々のFT特派員が思っているより、日本経済はずっと好調である」と伝えている。
They are Japan’s geriatric delinquents
彼らは日本における不良の高齢者
「タイムズ」紙電子版 7月17日
「タイムズ」紙は7月17日、日本において高齢者による犯罪件数が10代の若者による件数を超えたと報じた。
同記事は、日本における「不良の高齢者」たちが「盗難、乱闘、痴漢行為を行い、場合によっては殺人を犯す」と伝えている。またそうした犯罪者たちは「フードで頭を覆った若者の悪党ではなく、病弱で白髪の人々」であると強調。同記事はこうした事象が「急速に高齢化が進む社会の象徴」であると説明している。
The design meets the budget set by the Japan Sports Council
「デザインは日本スポーツ振興センターの予算に見合う」
「ガーディアン」紙電子版 7月17日
2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場の建設計画を白紙に戻すとの決定が下されたことを受けて、「ガーディアン」紙の電子版は7月17日、同競技場のデザインを手掛けた英建築家ザハ・ハディド氏の建築事務所の見解を伝えた。
同記事によると、同事務所は競技場のデザインについて「十分に標準的な材料と技術を使うもの。日本スポーツ振興センターが定めた予算にも見合う」と述べている。
Nobody is doing anything
誰も対策を講じようとしない
「デーリー・メール」紙電子版 7月20日
「デーリー・メール」紙の電子版は7月20日、「JKビジネス」と言われる女子高生が提供する各種サービスが日本で展開されていると伝えた。
同紙は、米記者のサイモン・オストロフスキー氏が取材した東京・秋葉原で展開されているJKビジネスの実態を紹介。これらのビジネスは未成年による売春の隠れ蓑になっていると指摘した上で、「誰もがその存在を知っているが、誰も対策を講じようとしない」とする同氏の発言を引用している。
Accounts-fiddling 101
会計操作における基本中の基本
「エコノミスト」誌 7月25日
「エコノミスト」誌の7月25日発行号は「たわ言だらけ」と題した記事の中で、東芝の不正会計問題を取り上げた。
同記事は、東芝の社員が使った手口を「会計操作における基本中の基本」と形容している。ただそうした社員が「(経営陣からの)指示を受けずに物事を進めたというのは異常」と説明。上の者が出した指示に社員が何が何でも従うべきとする日本の企業文化を当てにした上で、経営陣が達成不可能な目標を掲げていたと伝えている。
Mr Iwata was a titan
任天堂の岩田社長はタイタン
BBC電子版 7月13日
BBCの電子版は7月13日、任天堂の岩田社長の死去を報道した。同記事は、岩田社長を「(ギリシャ神話に登場する巨大な神である)タイタン」であるとするデジタル・メディア関係者の見解を紹介。ビデオ・ゲームの愛好者たちが、ソーシャル・メディア上などで岩田社長に向けての追悼メッセージを発信している様子を伝えている。