世界各地でポケモンGOが流行
Pokémon and religion are not so far apart
ポケモンと宗教はどこか似ている
「ガーディアン」紙(電子版)7月12日
「ガーディアン」紙の電子版は12日、世界各地で熱狂的な人気を集めているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」を「宗教のようである」と伝えた。
同記事は、ポケモンのキャラクターには「ナマズン」や「ダーテング」など、神道や精霊信仰に影響を受けたと思われるキャラクターが多数存在すると指摘。また同ゲームが、消費者に人とのつながりなどを生み出す機会を与えているとも述べている。
そして、宗教と現代科学技術は対極に位置していると一般的には考えられている一方で、古くは聖書と活版印刷の例にも見られるように、宗教は常に最新の科学技術を利用してきたと主張。ポケモンGOと宗教の共通点は「意外に多い」と伝えている。
Katsuya Okada is devoid of charisma
岡田民進代表はカリスマに欠けていた
「エコノミスト」誌 7月16日
「エコノミスト」誌の16日発行号は、10日に投開票された日本の参院選の結果が、「安倍首相への断固指示」を示したと伝えた。
同記事は「失速しつつある経済と、安倍首相がこだわりを見せる憲法改正への関心に対する懸念」があったにもかかわらず、自由民主党が勝利を収めたと報道。また民進党の岡田克也代表は「どれほど品行が正しい人であろうとも、とにかくカリスマに欠けていた」と伝えている。
Yen surge dilemma over Japan’s prized wood
円高で日本のヒノキが窮地に
「フィナンシャル・タイムズ」誌(電子版)7月11日
「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は11日、英国の欧州連合(EU)離脱決定を受けて急激な円高となったことにより、日本のヒノキが厳しい状況にさらされていると伝えた。
同記事は、日本では戦後復興に伴う需要を満たすため、杉やヒノキが大量に植樹されたと説明。樹齢70年を迎えたヒノキの多くが伐採されるべき時期を迎えたが、国内に十分な需要がなく、また円高のため海外輸出も難しくなってきたと述べている。
There are grains of truth, and barrels of romance
ほんの少しの事実と多くの空想
「ガーディアン」紙(電子版)7月11日
「ガーディアン」紙の電子版は11日、日本の忍者への注目度が近年増加、海外観光客の関心を引いていると伝えた。
同記事によると、忍者が西洋の人々に知られるようになったのは人気スパイ映画「007は二度死ぬ」に忍者が登場してから。また現在、様々な形で描かれている忍者の姿は、英国のロビン・フッドやアーサー王の物語のように「ほんの少しの事実」と「多くの空想」を組み合わせた創作物であるとする関係者の発言を引用している。
One of the few remaining symbols
日本では希少な、リスクを愛する企業の象徴
「フィナンシャル・タイムズ」紙(電子版)7月13日
「フィナンシャル・タイムズ」紙の電子版は13日、ソフトバンクグループの未来を展望する記事を掲載した。
同記事では、同グループを「日本では希少な、リスクを愛する企業の象徴」として紹介した上で、グーグル社を始めとするグローバル企業に匹敵する存在となり得ると指摘。一方で、東芝やシャープといった「世界的にはあまり重要視されなくなった」日本の企業の轍(てつ)を踏むことになるかもしれないとの警告を発する評論家もいると伝えている。
Japan's monarchy in confusion
日本の皇室制度が混乱状態
「デーリー・メール」紙電子版の記事
「デーリー・テレグラフ」紙の電子版は14日、天皇陛下が生前退位の意向を示されていると報道されたと伝えた。また同記事は、日本の大手報道機関は「確実な情報源がない限り、このような報道をするリスクを取らないだろう」とする関係者の見解を紹介している。