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9日に世界有数の大富豪として知られた第6代ウェストミンスター公爵、ジェラルド・キャベンディッシュ・グロブナー氏が死去したことを受けて、長男である25歳のヒュー・グロブナーさんが公爵位と総資産、推定90億ポンド（約1兆2000億円）を相続することになる。「デーリー・メール」紙が伝えた。

　英国の貴族は伝統的に男子の長子単一相続を採用している。そのため、相続者の姉であるタマラさん（36）、エドウィーナさん（34）、妹のバイオラさん（23）には信託以外の遺産が贈与されないことになる。これは今後、昔ながらの長子単一相続というシステムを見直すきっかけになるかもしれない、と同紙は伝えている。

　第7代ウェストミンスター公爵となるヒュー・グロブナーさんは、ニューカッスル大学卒。現在エコロジー関連のリサイクル会社で会計主任として働いているが、相続後は国内3位の資産家となる。2012年には自分の21歳の誕生日のため、パーティー費用に500万ポンド（約6億6000万円）掛けたともいわれている。

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