昨年他界した父親の総資産を相続し、世界有数の大富豪になったと思われていた、第7代ウェストミンスター公爵ヒュー・グロブナーさん(26)。ところが、「デーリー・メール」紙によると、遺産はほかの3人姉妹と均等に分配されるという。
英国の貴族は伝統的に男子の長子単一相続を採用している。そのため、ヒューさんの姉であるタマラさん(37)、エドウィーナさん(35)、妹のバイオラさん(24)には信託以外の遺産が分配されないことになり、長男のヒューさんが推定83億ポンド(約1兆2206億円)を相続し英国で3番目、世界で68番目に裕福な人物になると昨年、報道されていた。
一家は、「昔からの伝統である(男子)長子単一相続制で、ヒューが公爵の爵位を受け継いだが、姉妹は彼と同等の遺産を受け取る」と、富裕層のライフスタイルを紹介する英女性雑誌「タトラー」に情報を提供。更に、公開された情報によると、ヒューさんは父親の土地管理会社「グロブナー・エステート」で、父親の跡を継ぎ役職に就くことを拒否したという。スポークスマンによると、その理由は、ヒューさんが自分はまだ若く、経験が足りないと感じるからだという。
Picture by: John Stillwell / PA Wire/Press Association Images
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