英南東部ケントにある博物館「ティー・ポット・アイランド」には、スーさんと夫のキースさんが40年近くかけて集めた8450個のティー・ポットが展示されている。スーさんによると、コレクションの始まりは1983年。自宅のキッチンにあるガラス戸棚に何かきれいなものを置いてみたいという単純な動機からだった。お祖母ちゃんから貰ったポットが思いがけずその場に調和したことから、それを見たおばさんが自分の大事なティー・セットを寄贈。やがて夫婦は旅行先で蚤の市をのぞいたりアンティーク・ショップに足を運ぶようになり、20年が経つうちに自宅は3800個ものポットで埋め尽くされていた。TVの取材を受けたこともあり、そのときの「もったいないから皆に見せた方がいい」という司会者の言葉が博物館開設のアイデアにつながったそう。開設から約20年、今も夫婦の収集は続いている。
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