「デーリー・メール」紙電子版は7月24日付で、「シャーロック」や「ダウントン・アビー」といった人気ドラマの影響により、そのロケ地となった英各地を訪れる日本人観光客が急増していると報じた。
同記事は、英国と日本の間には「地球の半周分に相当する距離」があり、「ひどい時差ボケ」を経験することになるにも関わらず、「英国は日本人観光客を惹きつける場所となったようだ」と伝えた。また日本人観光客が「シャーロック」や「ダウントン・アビー」といった人気ドラマのロケ地や、これらのドラマの中で描かれている英国の伝統的な側面を見ることに高い関心を持っているとする旅行業界関係者の見解を紹介している。
さらには、今年後半に公開予定となっている、童話「くまのパディントン」の初映画化作品が日本で大ヒットする可能性があるとする旅行関係者の意見を紹介。またNHKの連続テレビ小説「マッサン」が今年9月から放映されることから、同ドラマの主な舞台となるスコットランドの訪問客数も増える見込みであると述べている。
英国観光庁によると、過去5年間においては、平均して年間23万1800人の日本人観光客が英国を訪問。日本人観光客は一回の訪問につき平均1024ポンド(約18万円)を費やしているそうで、この額は全体平均の2倍に相当する。
Mon, 09 December 2024