ニュースダイジェストの制作業務
Sat, 11 May 2024

2020年夏期五輪、開催地が東京に決定

Japan’s clean hands on doping key
in winning the 2020 Games for Tokyo
薬物フリーが大きな勝因

「インディペンデント」紙 9月9日

今回の東京の勝因は、45億ドルの開催準備金を既に銀行に積み立てている財政力や、IOC副会長(10日より会長)バッハ氏が言うところの「伝統と安定性」もさることながら、日本が薬物に対してクリーンであることも大きい。マドリードとイスタンブールは薬物対策に力を入れておらず、過去数カ月間にもそれぞれ薬物スキャンダルが発覚した。 複数のIOC審査員がプレゼン後の質疑応答で薬物に関する質問をしており、日本が過去の五輪及びパラリンピックで一人の薬物違反者も出していないという実績が得票に影響を与えたのは確実だろう。

Hugs, tears and shouts of 'banzai'
抱擁、感涙、そして万歳三唱

「ガーディアン」紙 9月9日

東京開催の決定を受けて、日本のTV司会者は感情を隠し切れず、新聞は号外を発行、そして過去の五輪出場者たちは万歳三唱した。東日本大震災により避難生活を強いられた16万人の被災者の中には、五輪開催費用を汚染水漏れ対策と被災地再建に充てるべきではないかという人もいる。前回、東京で五輪が開催されたのは1964年、第二次大戦の敗北から20年も経っていなかったが、五輪は日本の高度経済成長の始まりを示すものとなった。SMBC日興証券は、2020年の五輪開催により経済効果が400億ドルを超えると試算している。

Tokyo last night delivered a crushing victory
東京は昨夜、圧倒的な勝利を収めた

「デーリー・テレグラフ」紙 9月8日

通常、五輪開催地は最終プレゼンが行われるずっと前に決定していると認識されているが、昨日のプレゼンは、8年前にロンドンがパリを押さえ2012年五輪開催地に選ばれたときと同様の大きな影響を与えたかもしれない。日本のプレゼンでは、切り札とみられていた高円宮妃久子さまのスピーチが成功した後、パラリンピアンで震災被災地出身の佐藤真海さんが、同日中、最も感情に訴えるスピーチを披露した。そして懸念材料だった原発の汚染水漏れ問題について、安倍首相が断固たる口調で問題はないと明快に宣言したのだ。

 

福島第1原発における放射能汚染水の水漏れ

Japan's energy conundrum just got worse
日本のエネルギー問題はさらに悪化

「エコノミスト」誌 8月24日

原子力規制委員会は8月21日、福島第1原子力発電所における放射能汚染水の水漏れに対する評価を引き上げた。東京電力は代替燃料の費用と避難者への補償で膨大な額の支払いに直面しており、水漏れを点検するための最も基本的なシステムさえ設置できていない。放射性廃棄物の管理について研究するシェフィールド大学のニール・ハヤット教授は「ステンレス製の蓋が付いたタンクが必要だが、用意するには時間とお金がかかる」と述べている。福島第1原発が明らかに制御不能となった今、日本のエネルギー問題はさらに悪化している。

One in 5000
メルトダウンの確率は5000分の1に

「ガーディアン」紙 8月21日

東京電力が、福島第1原子力発電所の貯蔵タンクから300トンもの高濃度放射能汚染水が漏れていたことを認めた。福島での事故は原子力発電に対する信頼を揺るがし、台湾、ドイツ、そして英国のエネルギー政策にも影響を与えている。それまでチェルノブイリ原子力発電所で発生したようなメルトダウンが起こる可能性は10万分の1とされていた。しかし、福島の事故が25年後に発生したことでその確率は5000分の1へと一気に高まった。しかも、福島を襲ったような一連の壊滅的な出来事は危機管理において想定されていなかったのだ。

他にもこんな報道が……

コスプレとジーンズの共通点
「サンデー・タイムズ」紙 8月11日

日本のコスプレ文化を「別に奇妙なことではない」と擁護。「コンピューター・ゲームのキャラクターになり切るために何十万円ものお金を費やすのは、麦わら帽子を被るのと大して変わりはない」と説明している。

リアルなひざまくらが販売
「デーリー・メール」紙 8月13日

成田空港で人間の膝の形をした枕であるその名も「ひざまくら」が販売されていると報じる。

新スーパーヒーローが登場
「イブニング・スタンダード」紙 8月23日

エレベーターがない、東京メトロの方南町駅で重い荷物を運ぶスーパーヒーロー「ベビーカー・おろすんジャー」が出現したと紹介。

インターネット中毒者に「断絶合宿」
「デーリー・テレグラフ」紙 8月27日

日本の文部科学省が、インターネットへのアクセスを断絶した野外教育施設などでインターネット中毒の若者を野外活動に従事させるための合宿を行うことを計画していると報道。

最初の5分間が素晴らしい
「ガーディアン」紙 8月28日

三池崇史監督のバイオレンス映画「DEAD OR ALIVE 犯罪者」の序盤を大絶賛。
 
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